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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
第三十三問姫路、明久vs. 桐ヶ谷リュウヤ
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「お姉様」
布施先生と戦っている。ウチに美春が話しかけてくる。
「何?」
「昨日はスミマセン私のせいで悲しい気持ちにさせてしまって……」
多分美春が言っているのは昨日の事……。それを思い出すと悲しくなる。アキはウチの事男だと思っている。そう考えていると美春が再び話しかけてくる。
「お姉様あのブタはお姉様の事を男とは思っていませんでした。お姉様の事を素の自分で話すことのできるたまに見せる仕草が可愛い魅力的な女の子と思っていました」
その言葉を聞いて胸が熱くなる。アキはウチの事そんなふうに見ていたんだ。ウチはアキの事を誤解していた。そう考えると今まで胸につっかえていた何かが消えるような気がした。
「美春ありがと。」
後でアキに謝ろう。そう思い手に力が入る。すると何か違和感を感じた。右手のなかにオレンジ色のビー玉が入っていた。それよりも今はこの戦い。後布施先生は200点ほどしかない。早く倒して助けるからねアキ………

僕の召喚獣が桐ヶ谷先生の片手剣とぶつかりあい小競り合いが始まる。でも僕は先生相手に真正面から戦うことはしない。横から腕輪で呼び出していた副獣で殴りかかる。それを桐ヶ谷先生は僕の木刀を中心にして回転して後ろに回り込みかわす。そしてそこに姫路さんが腕輪で熱線をはなつ。絶妙なタイミング。これはかわせない。
「きくかよ!!」
桐ヶ谷先生は剣を構えると熱線に突っ込む。そして熱線が桐ヶ谷先生に命中した後その場には無傷の桐ヶ谷先生の姿があった。…………え?もしかして…………
「熱線を切った?」
でないとあり得ない。てかそもそも熱線を切ること事態あり得ない。
「明久くんごめんなさい私のせいで……」
「いいんだ姫路さん。タイミングはうまくいってる次はもう少し近づいて切られないようにしよう」
と言っても流石にキツい。頼みの熱線がきかないとなるともう少し接近する必要がある。でも………
『 F クラス姫路瑞希 &F クラス吉井明久 vs. 教頭桐ヶ谷リュウヤ
数学 428点 45点 954点』
この点差ならかすっただけで戦死だ。でもそれを怖がって近付くのをやめたら倒せない。………………待てよ。そう言えば昔………。桐ヶ谷先生からいくつかの教訓を教えてもらった 事がある。そのなかに一つこの状況を打開する方法に近い教訓があった。それを使えば……
「姫路さん僕に作戦がある」
僕はそういって姫路さんに耳打ちする。少し顔が赤かったけど取り合えず作戦はうまく伝わった。後はそれを
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