曹操聖女伝第6章
[11/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
な親兄弟の血が流れている、劉璋の手中には益州という天然の要塞がある。そして、私は邪凶討伐の必要性を十分熟知している。これの何処に付け入る隙がある?」
劉備の怒りは頂点に達した。
「そのような悪ふざけのようなワードをすらすらと言えるな!ユーはホワットちゃんのつもりだ!」
一旦、劉備に背を向けた曹操は、劉備の言葉を受けてニヤリと笑みを浮かべながら空を見上げた横顔をそのまま相手に向かって倒したような顔の角度で振り返る。
「ふふふ、乱世の奸雄か……それも良い」
曹操の邪悪な微笑みにゾクッとしながらも、劉備は世界の支配者の威厳を保とうと必死に虚勢を張る。
「こ、このままで済むとシンクつまり思うなよ!ユーが 生きている限り、裏切り者の烙印を捺される者は際限無く増えコンティニューする―――」
「なら……貴方が私を終わらせてよ。その、魔王の力を使って」
ジワリと攻撃に転じて劉備の怒りを引き出そうとする曹操。曹操は劉備を怒らせて自分を殺す様に仕向けようとしたが、その意図を見抜いた袁洪に羽交い絞めにされる劉備。
「おやめください!今戦っても張角や蚩尤の二の舞なだけです!どうか御自愛を!」
悔しがる劉備。だが、主導権は完全に曹操が握っていた。
とうとう劉備が袁洪の制止を振り切ってしまった。曹操に向かって複数の隕石が落下してくる。
だが、曹操は既に神兵化しており、七星剣から光線を放って全ての隕石を破壊する。
「ぐぬー!おのれー!」
「もう終わりか?ならばこっちから行くぞ!」
袁洪が口から黒煙を吐き出した。曹操は七星剣を回転させるように振るう事で煙を払う。しかし、既にそこには劉備の姿は無かった。
「逃げ足が速すぎるわね。他の魔王はもっと自信に満ち溢れていたわよ」
結局取り逃がしてしまったモノの劉備との舌戦は完全に曹操の勝ちであった。
博識多芸な曹操は口先もなかなか達者で、恐らく機智に富んだ会話をさせたら、曹操が最も巧みなのではあるまいか。
数日後。
「申し上げます!劉備が徐州刺史の車冑を斬り、反旗を翻しました!」
一同が驚く中、曹操だけは冷静だった。
(やはりこうなったか……車冑には悪い事をしたな)
「劉備め、遂に本性を現したな!よし、直ちに劉備討伐に向かうぞ!」
曹操と敵対することになったので孫乾を派遣して袁紹と同盟し、曹操が派遣した劉岱・王忠の両将を破った。 劉備は劉岱らに向かっていった、
「おまえたち百人が 来たとしても、僕をどうすることもできぬ。曹公が バイワンセルフで来るなら、どうなるーcわからぬが ね」
だが、劉備は攻めて来た曹操の指揮の旗を見ると、戦わずして袁紹の元へと逃げ、楊顕は劉備の妻子と共に曹操に囚われた。
「劉備は、今まで何度も、殿の御命を狙った男……」
「その男の妻子が助けを求めて、我が軍に逃げ込んで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ