第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
弓兵と魔法使い
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レたら最悪マスターが殺される。ちゃんと意味を汲み取ってくれた二人はうぐっ、と言っていたがちゃんと魔力を隠してくれた
よし、先ずは再度確認をしよう
センサーの類は.....魔力のみか、あれ?
「みんな、隠れて」
近くの茂みに隠れた
入り口から出て来たのは......えっと
「イリヤスフィールとバーサーカーなの?」
「そのようですね。どこに向かうのでしょうか」
「タイミングが良かったみたいだな」
「ああ。これで侵入はたやすくなった」
最悪の想定、バーサーカー陣営との戦闘は避けられそうだ
イリヤスフィールが見えなくなるのを確認し
「よし、できるだけ姿勢を低くしろ。物理的なセンサーも警備員もないが一応な」
三人が頷いたのを確認して、俺たちは城の内部に向かった
うんよく(というか常にサーチしていたから全部避けたのだが)敵と合わないで目的の部屋につけた
「よし、俺がここを見張ってる。お前たちは士郎を頼む」
俺は士郎がいると思われる部屋に繋がる廊下で、敵が来ないかを見張っていた
ーー意識を内面に持って行く
ーー深く 深く 深く
「準備ーー 完了」
それは自分を変える言葉
紡ぐと、自分の中に魔力が流れるのがわかる
それを使い、城の構造を読み解く
自分の周囲から、少しずつ範囲を広げていく
もっと もっと もっと
全て調べ終わり、なにもなかったのでホッとした
今思えば、万全を期すのなら魔法を使うべきだった
今回用いたのは解析魔術
そしてこの城は敵にとっては手足にも同然だ
それを忘れていたのだ
「帰りましょう、もうここには用はないわ」
遠坂がこちらの肩をたたきながらそういった
「了解だ。一応玄関までに人の反応はなかった」
「ありがとう。じゃ、急ぎましょう」
俺たちは急いでこの城を出ようとした
なんせこの城の周りは樹海なのだ。たとえ城から脱してもまだ歩かねばならない
まあ、途中で士郎が城に見とれてたりしてあまり急げなかったが
そうして、俺はこの世界でも後悔する羽目になった
「で、出口ってここ入り口じゃないのかよ遠坂!?」
玄関に到着するや士郎がそんなことを言ってきた
「?何当たり前のこといってるのよ。玄関って言うのはそういうものでしょう。入るときも出るときもここが一番てっとり早いんだから」
ごもっとも。というか早く出ようぜ
そう思いながら俺たちは階段を下りていく
降りたところにある通路の先の扉が見えてきた
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