2話 儚き剣 ロンド
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知ってる。そいつに剣とられたプレイヤーが初期武器でフィールドに出たら、今までなら倒せていた敵に殺されたんだ。」
「そんなのもうPKじゃねえか。」
〈PK〉 プレイヤーキル。
この世界でその言葉を聞くことはないと思っていた。
PKという言葉で何かが切れたように
PKならPKらしく責任とれ
殺せ
潔く自殺しろ!
などとだんだん場がヒートアップしてきた。
「待て、まず、何故そんなことをしたんだ?」
おっと、ここで現れたのはディアベルさんだ。
「.....お金が欲しかったから贅沢をしたかったからです。」
「自分自身の意思で実行したのか?」
「はい.....そうです。」
一瞬ネズハの表情が歪んだ気がした。俺はそれを見逃さなかった。
「それは、お前の本心なのか?」
「....そ、そうです!」
ネズハの顔はもう半泣きだ。
やはり何かが違う。
その時だった。
新入りの...えーとレジェンドブレイブズ?だったかな?のメンバー5人がネズハの横に並んで、土下座した。
ごめんな、ネズオ。
そんな声が聞こえた気がした。
「ネズハに強化詐欺をさせたのは俺たちです。俺たちも同罪です。」
またもや部屋が静まった。
これで状況が変わった。
彼らの武器防具により弁償が可能になったのだ。
そしてそのあとの話の流れで彼らの武器防具はとりあえずここで臨時オークションが行われるようだ。
皮装備が基本の俺にはあまり欲しいのはなかったので、キバオウさんに頼まれた俺たち4人(キリトとアスナとディアベルと俺)は先にフロアクリアの報告をしにいくことになった。
何はともあれ結果は良かった のだが
一つ気に食わないことが。
今回はラストアタッタクボーナス狙ったのになんで全部キリトが取るんだ。
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