2話 儚き剣 ロンド
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ベルさん、テンさん、......?」
そういえばまだ名前知らなかった。
そしてキリトはちょっと嫌そうな顔をしていた。正直な奴だ。
「あ、私アスナって言います。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしく!」
と言ってる間に、エギルからパーティー招待が来た。
俺は承認ボタンを押す。
「じゃあ、また明日な」
そう言って皆散っていった。
しかし、一層の攻略が一ヶ月もかかったのに二層は10日足らずでクリア出来そうだな。
それに攻略では死者ゼロだ。
ま、なかなかいいペースなんじゃないの?
とか考えているともうすでにボス部屋の前にいた。
ここでキバオウが叫ぶ。
「みな、一層では死者ゼロで勝つことができた。そして攻略のペースは二層に来て格段に上がった。これも攻略組みなのおかげや。今日は絶対勝とう!」
「「「「「おうっ」」」」」
今回ばかりは流石に全員から声が挙がった。
ギイィィィィーー という音が響いてボスの扉が開いた。
ガイドブックの事前情報によれば、ボスは バラン将軍 と呼ばれるらしい。
それで取り巻きに中ボスレベルの
ナト大佐 と呼ばれるモンスターがいるらしい。
まぁこれもベータテスト時の情報なので変わってるところもあるかもしれないが。
「うっーー.....りゃあ!」
最近手に入れた愛剣、フォレストファイアーを振り、片手剣の水平斬の技 《ホリゾンタル》を発動して、ナト大佐にダメージを与える。
実際この剣は強い。
目に見えてナト大佐のHPゲージが減る。
バラン将軍の方はどうかな? と思って見てみると麻痺してる人数は結構多かった。7人くらいいるんじゃないだろうか。
と、ディアベルが
「あれ以上麻痺者が出たら、撤退が難しくなるんじゃないか?」
といい、キリトが
「確かにまずいな。みんなちょっとだけ支えてくれるか?キバオウに提案してくる。」
「大丈夫だ。」
と、エギルが答えると、キリトはキバオウの方へ走って行った。
そこにリンドも来て何か話したあと、キリトは戻ってきた。
結果を聞いてみる。
「キリト、どうだった?」
「ああ、あと1人麻痺者が出れば撤退するって。」
「そうか」
もう一度バラン将軍の方を見やると、あと少しでHPバーが最後の一本に差し掛かるところだった。
こっちのナト大佐もあと少しだ。
そしてついに、バラン将軍のHPバーが残り一本を切った時だった。
バアアァァァァァーーーーン
という空気が震えるような音が聞こえてきた。
そして驚くべきことが起きた。
この部屋の中央に一際大きなモンスターが落ちてきたのだ!
恐らく、あいつ アステリオスザ
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