2話 儚き剣 ロンド
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な。
ではエクストラスキルの体術を与えよう。」
お、おおっ?
そういえばキリトについてきただけで、報酬とか知らなかった。
まさか新しいスキルが習得出来るようになるなんて。
「ありがとうございます。」
素手で割ったわけじゃなく、石で割ったので師匠に対して少し罪悪感が残るのでそそくさとその場をさって行った。
(あぁ、あと一応キリトにも罪悪感あるよ。一応ね。)
そんなこんなですぐ二層の主街区に戻ってきた俺は、今日はゆっくり街を見て回り、宿屋を決めたり、ご飯を食べたり、ダラダラすることに決めた。
宿屋はすぐ決まった。一層をクリアして、二層はクリアのスピードが早いだろうから、そんなに高いところに止まらなくていいからだ。
そしてご飯でも食べようかなと思ったとき、道端にシートを引いている商人っぽいプレイヤーを発見した。
「あの、すみません。」
声をかけられたプレイヤーはこちらを向いた。いかにもドワーフといったような顔だちだ。これはもしや?
「もしかして鍛冶プレイヤーですか?」
「はい、そうです。剣の作成ですか?メンテですか?」
きたー。彼にあのインゴットの命運を託そう。
「剣の作成お願いします。」
ドワーフの彼は顔をほころばせたあと、
「わかりました。素材は?」
「これでお願いします。」
メタルフレイムインゴットを渡しさらに何個かの素材を渡す。
「じゃあ、始めます。」
彼はインゴットを置き、金槌を取り出す。
そして叩き始めた。
カン、カン、カン、カン、という心地よい音が鳴り響く。
以外と長いんだな、と思う。
もうすでに30回位叩いているのではないのだろうか?
それからさらに何回か叩き、剣は完成した。
「どうぞ」
「ありがとう。」
剣を渡してもらうと、ずしりといい重みが感じ取れた。
さっそく剣の強さを確認。
ウィンドウを開く。
剣の銘はフォレストファイアー。
日本語で《山火事》か。あんまし縁起良くねえな。
強化の上限試行回数は14回??
これは普通に考えて上限試行回数が8回のアニールブレードの1.5倍以上の強さがある。
おぉー、いい剣だなー。
「ありがとうな!」
「いえ、素材が良かったので。」
「ついでに強化もお願いしてもいいですか?」
「あ、はいわかりました。」
良かった。
強化に必要な素材が体術のクエストを受けに行くまでの森にいる植物型モンスターからドロップする物だったからたくさんあった。
これで結局俺のフォレストファイアーは、鋭さ4の+4だ。
丈夫さにも振ろうかと思ったがやめておいた。もともと耐久力が高いので必要ないと思っ
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