2話 儚き剣 ロンド
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は大きなアドバンテージを得れそうだ。
「何、これぐらいよい。修行に励みたまえ。もう先に先客がいるぞ。あっちだ。」
そう言われて僕は修行場へ行った。
そのとき今さらながら気づいた。
この石、破壊不能オブジェクトの一つ前のレベルじゃん!素手で割れるわけねぇー。
「ぐぁー」
「やぁ、キリト久しぶり」
「む、ミッ....ク?」
「キ......リト...」
「ぎゃははははは」
「わははははは」
キリトの顔はまさにキリエモン と言うような顔だった。
というかここに至るまで自分がこんな顔になっている事に気づけなかった。師匠の筆が速すぎて。
「なぁキリト。俺どうなってる?」
「ミクのスケ、みたいな。俺は?」
「まさにキリエモン!」
「.........」
「.........」
..........結局気まずい。
大笑いされて嬉しいやつなどいない。
「そういえばミック、この前俺を裏切って他のやつとパーティー組んだよな?」
うわっここでさらに重い話題を.....
「あれは...話しかけられ流れでそうなったんだよ!」
「........」
そんなことよりも
「この石硬すぎる????」
「どうにかならんかね。」
「あ、そうだ。キリト、お前の石貸して。」
「何か思いついたのかよ。」
「まぁな。試してみるよ。」
キリトが怒るかもしれないけど。とは付け足さない。
自分の石を地面に置き、キリトから借りた石を思いっきり打ち付ける??
「はっはっは。完璧だー!」
綺麗に打ちつけられた俺の石はぱっくり半分に割れた。
キリトのはまぁ打ちつけた方だから割れてないけどしょうがない。
これでまんまと俺だけクエストクリアだ。
くっくっく
「え.....な?」
「ありがとう、キリト。お前の協力のおかげでクエストクリアだぜ。」
やっとキリトは状況が理解できたらしい。
「ミック、騙したなー????????。」
「騙したわけじゃない。たまたま俺のが割れただけだ。」
「打ちつけた方が割れてないのは当たり前だろ。分かっててやっただろ!」
「いやぁ、打ちつけた方が割れてないなんて初耳だー。これからは気をつけるよ。」
「ミック.....一生恨むからな。」
「じゃあな。二層のボス討伐のときにまた会おう。」
「もう会いたくねーよ。」
そういうなって、と吐き捨てて俺は去って行った。
そして師匠にご報告。
これからはキングオブメタルネペント様を師匠と呼ぶことにしたのだ。
「石、割ることが出来ました!」
「ほう、良くやった
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