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いつか必ず、かめはめ波を撃つことを夢見て
第20話 崩壊!レッドリボン軍本部
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んでいる?」
 ナシゴは、ほとんど原作を忘れてしまっていたため、総帥の身長を伸ばすというくだらない野望を知ったブラックが、総帥を殺害したというやり取りも、忘れていたのだった。

「とうとう、来たか」
 長身の男であるブラックが、ナシゴと悟空に向かって言う。

「総帥を殺したのか?」
 ナシゴの問いかけに、ブラックが一つ頷く。それから、ブラックは言う。

「私の名はブラック。先ほどレッドリボン軍の総帥になった男だ。どうだ、私達3人で世界征服を目指さないか? 君たち二人の力と私の優秀な頭脳を使えば、怖いものなんて無い。そうだ、そうしよう」
 両手を広げて、狂気の目をしながら夢を語るブラック。
「興味ないな」
「オラ、悪者の仲間なんかになる気はねぇぞ」

「そうか、それなら仕方ない。死んでもらうしかないな」
 ブラックは、懐からすばやく銃を取り出し、二人へ向けて一発ずつ撃った。しかし、ナシゴと悟空は、銃弾を見切り避けた。
「何だと……!? ならば、これならどうだ」
 ブラックはポイポイカプセルから、レッドリボン軍特注のバトルジャケットを取り出し、素早く乗り込んだ。

 ブラックの操作するバトルジャケットの右ストレートが、悟空に向かって放たれる。しかし、悟空は右手ひとつで、その拳を受け止めた。受け止めた悟空が、言葉を漏らす。
「よっ、ちょっと強いかな?」
 しかし、言葉の割にはまだまだ力を出し切っていない悟空は余裕だった。ブラックは、バトルジャケットの拳を受け止めた悟空を信じられないような目で見ていた。

「ならば! ミサイルで!」
 ブラックはバトルジャケットのジェットを使って、天井をぶち破り空へと飛び上がった。

「さらばだ」
 ミサイルを撃つ、ブラック。

「悟空、ミサイルだ。蹴り返せ!」
 ナシゴの助言を、素直に聞く悟空は、ミサイルを蹴り返した。
「なんだとー!!」
 ブラックの断末魔が響き渡る。ブラックのバトルジャケットに命中し、大爆発が起こる。これで、レッドリボン軍の主要な人物は全て亡くなったことになり、事実上レッドリボン軍は崩壊したのだった。

「さて、戻るか。悟空くん」
「もういいのか?」
「えぇ、レッドリボン軍が崩壊した今、聖地カリンを荒らしまわる人も居なくなったでしょう。このドラゴンボールも持って行きましょう」

 悟空とナシゴは、2つのドラゴンボールを手に入れると、筋斗雲に乗りレッドリボン軍本部を後にした。

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