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妖精の義兄妹の絆
連合軍
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ーシィがナツの発言につっこんだ。話が進まないのでエルザが話を戻した。
「集めてどうするのだ?」
エルザが質問したとき、ヒビキが空に指を指した。
「我がギルドが大陸に誇る天馬、クリスティーナで拠点もろとも葬り去る!!!!」
「おぉ!!!」
「魔導爆撃艇!?」
リオンとシェリーがその存在に驚いた。
「てか、人間相手にそこまでやる?」
「そういう相手なのだ。よいか…戦闘になっても決して一人で戦ってはいかん。敵一人に対して必ず二人以上でやるんだ。」
ルーシィはジュラに喝を入れられ血の気が引くのを感じた。
「おしっ!!!燃えてきたぞ。」
ナツは気合入れ別荘から全力疾走で走り出した。
「6人まとめてオレが相手してやるァー!!!!」
「ナツ!!!」
「話聞いてねーだろ!!」
「仕方ない、行くぞ。」
「うえ~。」
「ったく、あのバカ。」
エルザ、ルーシィ、グレイもナツの後を追って別荘を出た。
「妖精の尻尾には負けられんな。行くぞシェリー。」
「はい!!!」
「リオン!!シェリー!!」
ジュラの声は届かず、リオンとシェリーも別荘を後にした。
「俺たちも行くぞ!!」
「うん!!」
「エンジェルかぁ。」
同じくトライメンズも後を追う。
「あわわわ…。」
ウェンディはその場からしばらく動けないでいた。
「大丈夫…!!オイラがついてるよ。」
なんとも頼もしいセリフを言ったが、
「ウェンディ行くわよっ!!ほら!メスネコも!!」
「わっわっ。」
「待ってくださぁい。」
ウェンディたちには全然聞こえていなかったようだ。
「あ!!待ってよ~。」
ハッピーはさっきとは対照的な頼りない声を洩らして後を追った。

ドタドタドタドタ

「やれやれ。」
「メェーン。」
ジュラと、一夜はため息をついていた。
「なにはともあれ作戦開始だ。我々も行くとしよう。」
「その前にジュラさん。」
先を急ごうとしたジュラを一夜は引き留めた。
「かの聖十大魔道の一人だと聞いていますが…、その実力はマスターマカロフにも匹敵するので?」
一夜がジュラに質問した。一夜が言うマスターマカロフとは妖精の尻尾のマスターであり、聖十大魔道の一人なのだ。
「滅相もない。聖十の称号は評議会で決めるもの、ワシなどは末席。
同じ称号を持っていてもマスターマカロフと比べられたら天と地ほど差があるよ。」
ジュラは恐れ多いという気持ちでいっぱいだった。
「ほう。それを聞いて安心しました。マカロフと同じ強さだったらどうしようと思ってまして…。」
そのとき、
「!うっ。」
ジュラは辺りに漂う香りに気づいた。
「な、なんだ、この臭いは…!!?」
必死で臭いを吸わないようにとジュラは口に手を当てたが手遅れだった。
「相手の戦意を消失させる魔法
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