暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の有能な劣等生
零の魔法グラビティー

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目の前の二人は模擬戦を行っていた。
殺し合いでは無い、真剣勝負
だが、二人の顔は真剣な顔付きと言うより楽しそうだった。
無月は刀型CAD シルバー・ソード零の型を振り
歳月の蹴りが来ればそれを受け止め弾き返す。

歳月も無月の攻撃を避け隙が出来たら全力攻撃
それがかれこれ30分は続いていた。
それでもお互いはまだ本気を出していないと思われる。
これは一条の推測、仮説と言えるが、
お互いに二人は攻撃用の魔法を発動していない。
歳月は自己加速系魔法を発動し無月をかく乱、攻撃をして一旦引く
魔法は自己加速系しか見た所、発動されておらず。

逆に無月の方はまだ魔法を発動すらしていない。
魔法を使う者達の戦いに置いて勝つ方法は如何に早く相手に自分の魔法を当てるか
それにより勝負は大半決まる。
それなのに無月は魔法を発動させず
ただひたすらに真剣に楽しそうに歳月とも模擬戦を行っている。
お互いに負けたくない、勝ちたい。
そんな心の声の様な物がこの、模擬戦を見ただけで感じさせながら

「どうした無月?
何で魔法を発動させない?」

「、、、、、、、、、、、、」

歳月の言葉に無月は無言
いや、喋れないだけかもしれない。
歳月は自己加速系の起動式を展開させ魔法を発動している
それに付いていける無月はまさに天才と言えるが
流石にスピードが違い過ぎる、歳月はまだ息が切れていないが
それに比べ無月は顔から大量の汗を流し息遣いがあらい
これが魔法を使う者と使わない者の差とも言えよう。

「うるせぇな、ちょっと調子が出ないだけだ
それにお前位なら魔法無しでもギリギリ勝手そうだし。」

その言葉は途切れ時々の手紙を読む様に少し間を置いて言われた。
相当、無理をしている事は分かる分かる
だが、無月はおそらく知りたいのだろう、自分の中で暴れる何かの正体を

「言うな、でもな無月」

歳月は右足に付けられたCADを操作しつつ答え、そして消えた。

無月は辺りを見回し探す。
右、左、後ろ、前?
なら、上!

無月の予感通り歳月は空中に居た。
そして右足を前に出し、蹴りの構え
避けけれないと判断した無月は遂に魔法を発動

「う、受け止めた!?」

歳月の蹴りは空中で止まる様にして受け止められる。
零の魔法の1つ、グラビティー零
対処の重力を変化させ動き、止め逆に軽くする事も可能な魔法
歳月の蹴りを止めた力は重力を変化させ逆に軽く
それにより歳月の蹴りは軽くなり受け止められた。

そして無月の魔法が発動した事により無月に変化が訪れる。

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