プロローグ
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とラリーと一緒にあ〜だこ〜だ話しているうちにPXに着いた。
中は朝食の為に集まった奴らがちらほら見えるだけだ。
他の連中はもう食べたらしい。
「あっ、提督っ?? おはようございますっ??」
「おはようございます提督」
「おう、武≠ニ響≠ゥ、おはよう。
あとよくもやってくれたな武この野郎」
「はっ、へ?」
「…おい白銀、お前何やらかしたんだ?」
「いやいや龍浪さん、俺にもさっぱり…」
「クゥエルの駆動系がズタボロとかマジで笑えないぞ?
お前俺を過労死させる気か?
前回だって整備班から大量の書類が上がってきたんだぞおいこの野郎」
「あ……あ〜…すいません」
この2人はリンドヴルムのヴァルキリーMS中隊に所属する白銀武≠ニ龍浪響=B
中隊長であるまりもと比べても遜色無い操縦技量を持つ。
因みに中隊には2人ほど化け物がおり、その1人がこの武だ。
なにせ一般パイロットがやったら確実に死ぬレベルの加重力機動をこなしてケロッとした顔をしている程だ。
エインヘリアルでは人間やめたバカ≠竍グラビティ・マゾヒスト=Aトラウマ製造機≠ネんてあだ名がある。
因みに最後のあだ名は、機体整備の最終チェックの為に白銀機に同乗した整備兵が割と真面目に心停止を起こしかけたからだったりする。
龍浪は俺と共に苦行を耐え抜いた戦友だ、身長的な意味で。
こちらもパイロットとしては一級品だ。
白銀は立体的な戦闘、とりわけ空間機動が得意だが、龍浪は突撃戦などに定評がある。
こと乱戦時においてはこの2人とあと1人によって編成された第2小隊は、エインヘリアルでも塁を見ない連携と戦果を上げている。
「…まぁ、責めてるわけじゃ無い。
だが覚えておいてくれ、機体は破損したら直せばいい。
けどお前等は1人しか居ない。
絶対に無理はするな、いつも通り出撃して、必ず帰ってこい……いいな?」
「「……了解ッ??」」
如何せん堅っ苦しいのは嫌いなので、目の前で直立不動で最敬礼する2人の肩を叩き、その場を後にした。
ラリーとまりもがクスクスと後ろで笑っているが気にしない。
券売機で豚角煮定食を大盛りで購入。
買った券をカウンターに立つ糧食係に差し出して、定食の乗ったトレイを受け取る。
豚角煮の香ばしいタレの香りに、腹の虫が騒ぎ出した。
「…ん? 提督、今日は早いな」
「提督、おはようございます」
「おはようございます提督」
「おう、お前等か。 相変わらず女性陣は堅いな。
口調崩せよ、気が休まらんだろ」
トレイ片手にPXの奥に進むと、またもやパイロット陣のユウヤ・ブリッジス=A篁唯衣=A伊隅みちる≠ノ出くわした。
伊隅と篁はヴァルキリー中隊の第1小隊隊員で、まりもの部下だ。
こうして見るとパイロット
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