プロローグ
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入されることになった。
武装は従来の前方固定式偏光型メガ粒子砲4門、火薬式実弾連装主砲1門を廃して、2連装メガビームキャノン1門、新型対空機銃15門、リンドヴルムと同型のVSLを2基増設。
MSデッキは9機から3機に減少した代わりに、各種弾薬や機体パーツの製造設備を備え、艦隊の兵站の殆どを賄っている。
アイリッシュ級戦艦9番艦ヴィドフニル
クラップ級への更新によりエインヘリアルに回された艦で、主に索敵や情報収集、敵の撹乱などを担当する艦だ。
MS搭載数はリンドヴルムと同じく約3個小隊を運用可能だが、ヴィドフニルの役割上、機動力の高い機体が多数搭載されている。
武装は単装メガ粒子砲5門、連装メガ粒子砲2門、対空機銃5門、ミサイル発射管はリンドヴルムやユグドラシルと同規格のVSL2基に変更されている。
この3隻によって構築されたエインヘリアルは、UC0094年に編成されて以来、満足な補充も無く任務に従事している。
それは、この艦隊の特色故だ。
何故なら、この艦隊にいる連中は連邦上層部と一悶着起こした奴や、元ジオン兵が殆どだからだ。
汚職や賄賂などを強要され、それを拒否した連中の寄り合い所帯なのだ。
増員されてくるのは俺たちと同じく左遷されてきた善良な奴や旧ジオン兵のみ。
回されてくるMSも旧式が多い。
それでも戦い続けるのは、一種の意地の様なものだ。
『提督、起きてるか? おい、カズハ』
自室のインターホンから響く声で目を覚ます。
最近寝て居なかったのもあり、ぐっすり眠れたので目覚めは快調だった。
「……ああ、今起きた。 どうしたラリー=v
『お前飯まだだろ? 一緒に行くぞ。
ラトロワの奴にお前等§Aれて来いって言われてんだよ。
早く着替えてくれ』
「済まん、2分で出る」
『おう、待ってるぜ』
リンドヴルムの重力ブロックにある自室に、人工の重力が掛かっている。
今日は非番の日だった様だ。
身体をベッドにくくりつけていた無重力用の寝袋を外し、手早く着替えて自室を出る。
外には金髪の大男が腕を組んで壁に寄り掛かって俺を待っていた。
「よう相棒、まだ生きてるか?」
「ったりめぇだ、お前等残して過労なんぞで死んでたまるかよ」
「ははは、そりゃ嬉しいな」
こいつはラリー・フォルク=B
エインヘリアル艦隊のMS隊の指揮を一手に引き受ける凄腕の指揮官であり、連邦軍士官学校でラトロワと俺の同期だった。
俺より約20cmもデカい191cmの大男だ。
因みに俺は170cmジャスト。
……恨めしい。
「そういやMSの補修作業はどうなった?
今回は随分手こずったみたいだが」
「ああ、相手も腕の良い奴が多かったからな。
こっちも無傷じゃすまなかった。
特にシロガネ≠ニ
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