コードギアスR2
0623話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
命を絶てるとでも思っているのか?」
俺の言葉に最初に反応したのはC.C.だった。まぁ、C.C.の目的は自分を殺す事なんだから無理も無いか。
幼児状態のままの俺は、口元に笑みを浮かべつつ首を振る。
「お前が不老不死だというのは知っているさ。だが、それでも今俺が使った攻撃方法を食らえば恐らくは死ぬ……あるいは死ななくても全身を石化された状態で身動き一つ出来なくなるだろう。あぁ、言っておくが俺は先程の攻撃で石化させる事は出来るが、その石化を解除するような真似は出来ないぞ。シャドウミラーが繋がっている魔法の世界にいる、とある人物ならいずれは石化解除出来るかもしれないが……それにしても、何年も先の話だろうな」
回復魔法に特化した近衛だ。恐らくはこのまま魔法使いとしての訓練を積んでいけば、俺の永久石化光線で石化した相手をも回復させる事は出来るだろう。
「お前の望みを知っている身としては……さて、どうしたものだろうな」
「……貴様、本当に何者だ? 何故私の……」
「C.C.?」
ルルーシュの言葉に首を振るC.C.。
その様子を見て、C.C.が迂闊な行動には出られないと確認し、言葉を続ける。
「話を戻して、交渉の続きだ。さっきも言ったが、俺の提案に乗るのならこの場でお前達の命は見逃そう。……どうする?」
「ふんっ、お前の言葉を聞く限りでは俺達にその提案を呑む以外の選択はあると思えないが一応聞いておこうか。お前が俺に何を求めるのかを。絶対服従か? それとも黒の騎士団を陽光とかいう国に吸収するのか? あるいは、他の何かか?」
挑発的に告げてくるルルーシュ。少しでもこちらの頭に血を昇らせ、交渉を有利に進めたいのだろう。絶対的に不利な状況でも諦めないその意志の強さは立派だが……挑発には挑発を返すとするか。
「そうだな……」
そこで言葉を止め、カレンへと視線を向ける。
年齢不相応に巨大な膨らみを持つ、その魅力的な肢体へと。
「っ!?」
俺の視線の意味を悟ったのだろう。自分の身体を抱きしめるようにして――その為、胸が更に強調されていたが――キッと俺を睨みつけてくる。
「黒の騎士団のエースにして、類い希な美貌を持つ紅月カレンか。お前が欲しいといったら……どうする?」
「ふざけないで! 貴方みたいな人に身体を預ける程、私は安い女じゃないの!」
「だが、お前が俺のものにならないというのなら、黒の騎士団はここでゼロを失う事になる。それでも構わないと?」
「ひ、卑怯よ!」
「紅月カレンという存在を手に入れられるのなら、卑怯の呼び名くらいは安いものだ」
チラリ、とルルーシュへと視線を向けパチンッと指を鳴らす。瞬間、俺の影から影槍が10本伸びてルルーシュの眼前へとその鋭い切っ先を突き
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ