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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 4
拠点フェイズ 劉備 関羽 董卓 賈駆
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?! 『賈駆(かく)』じゃなく、『賈?(かく)』! 同じ読みで文字が違えば別人となるだろ? あ、字はなしにしておけば華雄と同じでいいか?」
「ちょっと! あんな単細胞馬鹿と一緒にしないでよ!」

 へぅ……詠ちゃん、それはひどいよ……

「なんなら郭嘉(かくか)にでもしておくか? あ、いや……これは居そうだからまずいか」
「読みどころか字も違うじゃない! もういいわよ、賈?で!」
「んじゃそれで」

 賈?……賈?かぁ。
 詠ちゃんの名が変わったけど、呼び名は変わってないからいいよね?

「で、月だけど……希望はある?」
「へぅ……私は別に真名のままでも……」
「だめよ、だめ! 兵に月の真名を呼ばせたり出来ないわ! なんでもいいから偽名つけて!」
「へぅ……」
「ん〜さすがに月の場合だと、読みだけでなく姓も名も変えた方がいいだろうなぁ……」

 偽名、偽名ですか……
 あ、ちょうどいいのがありました。

「じゃあ、私はトントンで」
「「 トントンっ!? 」」

 ご主人様と詠ちゃんがびっくりしています。
 へぅ……なにかおかしかったでしょうか?

「ちょっ、まっ……それはさすがに」
「ちょっと月! それって子どもの時の……」
「うん。お忍びで街に出た時に呼んでいた名前。いいよね?」
「い、いいよねって……月、さすがにその歳でその名前は……」

 え?
 だめ……かなぁ?

「あー……えーと………………ま、まあ、その名前なら、間違っても月を『董卓』だとは思わないだろうけど……本当にいいの?」
「はい。トントンでお願いします」
「ゆ、月…………さすがに私もどうかと思うけど…………」

 へぅ……そんなにおかしいかなぁ?
 トントン、かわいいと思うのですけど……

「あー…………………………………………わ、わかった。皆にそう伝えることにする。詠は賈?、月は……………………トントンで」
「はい!」
「あああああああああああ…………………………ゆ、月ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ………………」

 へぅ……どうして詠ちゃんは泣いているのでしょうか?


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