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少年は魔人になるようです
第88話 少女たちは集結するようです
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「では!「「「「行ってまいります!」」」」

「学園の名に恥じないようにねー!」「気を付けてねー!」「お土産よろしくーー!」

「あぁ〜〜ん、ついに生ナギに会える〜〜〜!」

「あなたが会えるとは限りませんよ!会うのは私です!」

「……飽きませんですね、あなた達。」


こうして、騒々しく4人・・・もとい、6人はオスティアへ出発した。

―――時を同じくして、オスティアより200km。


ゴォォォオオオオオオオオ!
「んん〜、そろそろ疲れて来たアルよ〜〜。」

「まだまだ遠いが、楽のし過ぎも駄目でござるな。……走るか、古。」

「おお!修業と競争アルね!行くアルよぉーー!」


体育会系・・・もとい、戦闘系二人は走ってオスティアを目指す。

そして―――

Side out


Side 明日菜

「ほん、とう、に!こっちでいいんでしょうね!?こんな荒野!歩かせて!」

「合ってるわよ!こっちで!ってゆーか!お尋ね者なんだから仕方ないでしょ!」

「あの"咸卦法"とか言う強化術使えばいいじゃない!そんであたしを運んでよ!」

「ムチャ言うんじゃないわよ!アレどんだけ疲れると思ってんのよ!」


オスティアを目指して、歩き始めてから暫く。近くに飛ばされたアーニャちゃんと一緒に来たんだけど・・・

うるっっっさいのよこの子!あたしがネギのお姉さんに似てるせいか知らないけど、妙に目の敵にして!

と言うか何ッ回も運んであげたのに全然感謝もしないとかありえないでしょ!


「み、え、たぁぁぁぁぁぁ!!あれでしょ!あれよね!?浮いてるものね!」

「本当に!?やったぁーー!!」


ちょっと高くなってる岩の上で、アーニャちゃんが飛び跳ねながら指差してよろこんでる。

よ、漸く歩かなくて済むのね・・・!って言うか、飛んでる島にどーやって渡るのよ!?


「まぁいざとなったら、愁磨さんから貰った転移符もあるし―――」
―――アスナ

浮いた島々を見た時、何か・・・私の中で、誰かの声がした。昔聞いた事が・・・そうだ。

絶対、聞いた事がある声だ。男の人の様な、女の人の様な・・・。


「ちょっと明日菜!早くしなさいよ!」

「もう!急がなくてもいいでしょ!?夜になってから潜入するのよ。」


もう、アーニャちゃんのせいでさっきの声どんなだったか忘れちゃったじゃない。

でもま、いっか!またその内何か起こるでしょ。


「オスティア、か………。」


Side out

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