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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第40話:名前を正しく呼ぶのは、人としての礼儀だと思う
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とを!?」
「か、書き置きだと?」
何の事を言ってるのかしら?

「僕は『お前の彼女は預かった。無事に返してほしければ、何か面白い芸を見せろ! 今度会う時までに考えておけよ。面白くなかったら目の前でエッチな事しちゃうゾ?』って書いたんだ。だから彼女を解放する条件として、お前の“面白い芸”を見る権利があった! でもお前気絶してたじゃん。だから大サービスでネタは僕が考えてやったんだ。ほれ……パンツ脱いで踊れ。『ゾーさん、ゾーさん♪』って踊ってみろ!」

「キ、キサマ〜……いい加減俺を馬鹿にするのを止めやがれ!」
「ほれほれ……踊らないとロザリーにエッチなことしちゃうゾ?」
「きゃぁ!」
馬鹿にし続けるリュカは、素早くロザリーの後ろに回り込むと、両胸を鷲掴みにしてデスピサロを脅迫する。

「く、くっそ〜……もう落書きは消したわ! お前の思い通りになんぞなるか!」
「え、消しちゃったの? な〜んだ……じゃぁいいや。オッパイ堪能したし、ロザリー離してあげる」
本当に……偽りなく……心底ロザリーの胸を堪能したところで、彼女の耳元で何かを囁きデスピサロの方へ解放するリュカ。

(しな)を作った動作でデスピサロへと駆け寄り奴の胸へ飛び込むロザリー。
デスピサロも力一杯愛する女を抱き締めリュカから距離をとる。
距離をとりつつも、剣はリュカに向けたまま警戒を解かない。

「本当にお止め下さいピサロ様! リュカさんは私やピサロ様の命の恩人です。それにもう解ってるはずです……強さではリュカさんに勝てないと! 進化の秘法でパワーアップしたピサロ様ですら太刀打ちできなかったんですよ。進化の秘法を使用してない状態では絶対勝てません!」

「な、何を言うかロザリー……お、俺が勝てない等と!?」
なるほど……ロザリーに説得を頼んだのね。
と言うか、言葉巧みに誘導したんだろうけど……

「デスピサロ様……リュカは敵ではありません。むしろ我々を裏切りデスピサロ様を陥れたエビルプリーストを、共に倒す心強い味方です! 彼と伝説の勇者達一行は、デスピサロ様と共にエビルプリーストの野望を打ち砕くのです!」
デスピサロの扱いに関しロザリーと共に円熟してきたラピス。

「ぐっ……そ、そうだな。今は奴をなんとかしなければなるまいな!」
「「はい!」」
不承不承だがロザリー・ラピスの説得に取り敢えず応じるデスピサロ。まぁ、リュカにもう一回ボッコボコにされるのも手かもしれないけど、今後戦力外になったら困るから、今回はこれで良いのかもしれないわね。

「おい人間。今回は見逃してやる……ありがたく思えよ!」
「……自己紹介がまだだったね。僕の名前はリュカ。ビアンカは知ってるよね? 彼女は僕の妻だ」
とても高圧的で無礼なデスピサロの態度に、何かを
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