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VenusBlood-d×d-
魔導都市の思惑
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ろ良いかい2人で話し込むのも良いがいい加減会談を始めないとね、リーネ達はそこの席に」
「おう、悪い悪い」
「はい」
アザゼルは自分の席に座り、リーネさん達は俺達とは離れて座る。

「全員が揃ったところで、会談の前提条件をひとつ。ここにいる者たちは、最重要禁則事項である神の不在を認知している」
そして会談が始まった。



「以上が、私、リアス・グレモリーとその眷属が事件の報告です」
「ありがとう、リアスちゃん☆」
部長が事件の顛末を話す、それを聞いて三大勢力のトップの方々は顔をしかめたり、溜息を付いたり手を振ったり反応は様々だけどリーネさんだけは終始微笑んで聞いていた。

「さて、アザゼル。この報告を受けて堕天使総督の意見が聞きたい」
サーゼクス様の問にアザゼルは不敵な笑み浮かべて話し出す。
「今回の件は我が堕天使中枢組織、神の子を見張るものグリゴリ、の幹部コカビエルの独断であり、他の幹部や俺は一切関与していない。コカビエルならそこの小娘の毒のせいで全身の皮膚がボコボコに腫れ身体が元の原型を留めなくてな苦しみながら死んだ。報告書にあっただろ?それが全部だ。まったく、俺は戦争なんざ起こす気はねぇのによ」
「説明としては最低の分類ですね、ですが貴男個人が我々と大きなことを起こしたくないというのは分かります」
「アザゼル、1つ聞きたいのだがどうしてここ数十年神器の所有者を掻き集めている?最初は人間達を集めて戦力増強を図っていると思っていた。天界か我々に戦争をけしかけるのではないかとも予想していたのだが」
「そう、いつまで経っても貴方は戦争を仕掛けてこなかった。白龍皇を手に入れたと聞いた時には、強い警戒心を抱いたものです」
「神器研究のためさ。なんなら、一部研究資料もお前達に送ろうか?って研究していたとしても、それで戦争なんざしかけねぇよ。戦に今更興味なんてないからな。俺は今の世界に十分満足している。部下に、人間界の政治にまで手をだすなと強く言い渡しているくらいだぜ?宗教にも介入するつもりもねぇし悪魔の業界にも影響を及ぼせるつもりもねぇ。ったく、俺の信用は三すくみの中でも最低かよ」
「それはそうだ」
「そうですね」
「その通りね☆」
酷い言われ様だ、信用が無いんだな。

「チッ。神や先代ルシファーよりマシかと思ったが、お前等もお前等で面倒くさい奴らだ。こそこそ研究するのもこれ以上性に合わねぇか。あー、分かったよ。なら、和平を結ぼうぜ元々そのつもりで会ったんだろ?天使も悪魔もよ?」
アザゼルの発言に俺達だけでなく魔王様達も驚いている、本当に信用されてないんだな。

「ええ、私も悪魔側とグリゴリに和平を持ちかける予定でした。このままこれ以上三すくみの関係を続けていても、今の世界の害となる。天使の長である私が言うの
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