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魔法科高校の有能な劣等生
有り得ない。

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「何が有って、どうしてそうなったんですか?」

「ど、どうしてと言われても?」

「あのタイムはおかしい。
絶対に壊れてる、それか俺達の目が腐ってる!」

歳月はさっき無月の出したタイムの映って有るパネルに指を指し文句を言い始める。
一応、これが壊れているか確認したが特に異状も無く。
逆に問題が有るのは自分達の頭、そう勘違いしてしまう程
混乱はしたがそれに気付いてくれた一条が近付き事情を聞いてくれた。
が事情を話す前に無月の出したタイムに目が眩み、無言の境地
そして詳しく確実に事情を説明し今に至るのだが

「これは無月さんの出したタイム?
なんですよね?
嘘じゃなくて真実のリアルの方で?」

一条もこのタイムに半信半疑なのか言葉が少しおかしくなりつつも疑問に思った事を口に出す。

「た、多分。
な、」

無月も半信半疑になりつつも歳月に振る。

「一応、俺も見たが確かにイカサマでは無かった。
それに学校の授業用のCADをこんな風にバクらせるのは骨が折れるだろうぜ。
それ以外の真実となると無月の実力?」

イカサマと言われ少しカチン!
と来たが一応、巫山戯て言ったのだろう。
歳月の顔からして何となく解る。
確かに無月の叩き出した数字は異状、
いや、それすら超えて異質とさえ言える。

この数字はこの授業用のCADに何か小細工、
それかバクさせたかしか有り得ない。
それは自分でも理解は出来る。

だが、何もしていない。
いや、そもそもそんな事の出来るスキルを持っているなら
無月はパソコンオタクに成っているだろう。

「以前、無月の出したタイムは何秒
だったけ?」

「確か、965ミリ秒だった筈だ。」
詳しくは覚えていない中途半端のタイムを言ったが
おそらくそれ位だった筈?

「急にそんなにタイムが縮む物でしょうか?」

「いやいや!
これもうタイムが縮んだとかそういう問題じゃないから!
別次元の問題だから!」

歳月は一条の巫山戯たコメントに猛ツッコミをかましつつも
腕を組み真剣に悩む。

「さて、どうしたもんか、」
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