コードギアスR2
0622話
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ば1度向こうと接触を持てればいいんですが」
「そうねぇ。私としても向こうの技術者と話し合いはしたいところよ」
「ゼロがどう判断するか……だな」
藤堂、ラクシャータ、ディートハルトの会話を聞き終え、そこからスライムを移動させていく。
にしても、ディートハルトはさすがに鋭いな。的外れなところもあるが、結構当たっている場所も……あ、いた。
「全く、シャドウミラーだと? 俺の計画を根底から覆してくれる」
「ふふっ、これだから童貞は早すぎて困ると言うんだ」
「黙れ魔女!」
「何だ? 私に相手をして欲しいのか?」
「ちょっと、C.C.、今はそれどころじゃないでしょ? あの陽光って集団にどう対処するか決めなきゃいけないのに」
「ん? 何だカレン。嫉妬か?」
「だ、誰がよ!」
斑鳩まで伸ばしたスライムが感じ取った会話。それは間違い無くルルーシュ、C.C.、カレンの3人のものだった。
蓬莱島の施設の方にいるものだとばかり思っていたのだが、まさか斑鳩の中にいるとはな。だがまぁ、丁度いいと言えば丁度いい。斑鳩の中ならその場の3人以外には見つかる可能性は少ないし。
影の中で思わず笑みを浮かべ、SPにまだ若干の余裕があるのを確認して影のゲートを斑鳩のブリッジへと繋げる。
このゲート生成でSPは残り30を切ったが、どうせルルーシュと会話をしているうちにSP回復の効果で回復するんだし、問題無いだろう。それにもし何かあったとしても、この世界の武器で俺がどうこう出来る訳でも無い。最悪、このまま直接歩いて行けば脱出するのは全く問題無い。
……さて、行くか。ゼロの……いや、ルルーシュとの会談の時間だ。
笑みを浮かべ、斑鳩のブリッジへと繋げたゲートから姿を現す。
「邪魔するぞ」
「なっ!?」
「え? 何?」
「馬鹿な!?」
C.C.、カレン、ルルーシュの順に驚愕の声を上げる。そう、斑鳩のブリッジの影から姿を現した俺の姿を見て。
更にルルーシュはマスクを被っておらず、その顔を晒したままだ。
「くっ! 俺に従え!」
俺へと向けて咄嗟に発動したルルーシュのギアス。だが、それは……
「無駄だよ」
人外の存在である俺に効果がある筈も無く、斑鳩のブリッジがシン、と静まり返る。
「馬鹿な!? ギアスが効かないだと!?」
「それは当然だ。ギアスというのは元々相手の脳へと影響を与える力だ。それはお前がギアスを得た時に確認済みだろう?」
「っ!? 貴様……何者だ!?」
「ルルーシュッ!」
ギアスの効果が無いと悟ったのだろう。カレンがどこからともなく取り出したナイフを構え、ルルーシュを庇うように前に出る。C.C.もまたいざという時にはルルーシュを庇おうというのか、手に持っていたピザを皿に
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