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転生とらぶる
コードギアスR2
0622話
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いかないだろ? それこそ黒の騎士団の面目丸潰れだぞ」

 黒の騎士団のメンバーの会話が聞こえて来る。
 どうやら俺達の登場でこれでもかとばかりに混乱しているらしい。まあ、それを狙ってのタイミングで実行した建国宣言なのだから、そうなって貰わないと困るのだが。
 そんな風に会話を聞きつつ、影から数mm程度まで細くしたスライムを出してゼロの居場所を探って行く。その時、スライムがとある1室での会話を感知した。黒の騎士団の幹部である藤堂、ラクシャータ、ディートハルトの3人だ。

「だからさぁ。これ以上の補給は今のままだとちょっと難しいのよ。マハラジャの爺共の中にも陽光とかいうのに日和っているのがいてさ」
「……異世界の国、か。しかしそれは本当なのか?」
「何よ、奇跡の藤堂ともあろう者がその目で見たのを信じられないの?」
「そうは言わんが……しかし、グリフォン? ドラゴン? どちらにしろ、直接この目で見た訳では無いのだ。映像でなら幾らでも編集が可能なのではないか? ディートハルト、どう思う?」
「そうですね。確かに映像を加工すればあのような真似は出来るでしょう。ですが、星刻というのはゼロが目を付けていた程の男です。そんな男が、すぐにバレるようなトリックを使うでしょうか?」
「そうよねぇ。それに、あのグリフィンドラゴン? とかいうのが偽物だったとしても、メギロートとかいう無人機は実在しているんでしょう?」
「ええ。こちらの情報員からの連絡で、以前フランスの海岸部でブリタニアとEUの戦いに乱入したとの報告があります。それに……」
「それに? なぁに?」
「私が用意したラインに割り込むような技術力。とてもではありませんが、中華連邦の者達にそう易々と出来るものとは思えません」
「そうよねぇ。私としてはメギロートとかいう機体以外にも幾つも人型の機体が確認されているから、そっちの方が気になるんだけど」
「……紅月君の話、どう思う?」
「以前のブラックリベリオンでコーネリアの下にいた人物、ですか。確かに全長20m程の機体を操っていたとありましたが、もしその時からブリタニアとその人物に繋がりがあったのだとしたら、オデュッセウスを国の代表に迎え入れたのは理解出来ます。しかし……」
「あはははは。もしそうなら、戦場に乱入してブリタニア軍にも攻撃を仕掛けるような真似はしないんじゃないの?」
「ええ。そこがネックになってるんですよね。そうなると、むしろ以前はこの世界の事情を探る為に敢えてブリタニア軍に雇われていたのだと考えられます」
「……コーネリアは行方不明だったな?」
「はい。ブラックリベリオン後は消息不明となっております」
「となると、陽光なりシャドウミラーなりにコーネリアがいれば、ディートハルトの考えが正しいのかもしれないが……」
「出来れ
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