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とある物語の傍観者だった者
22話:セロリ君
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『一方通行は学園都市最強のレベル5だぜ。

 最強であるからボッチだぜ。

 最強であるから恐怖する者もいれば腕試しに挑む者もいて、とても迷惑だぜ。

 だから、どうすれば争いはなくなるのか、どうすれば誰も傷つかず済むのかをセロリは考えたぜ。

 最強ではなく無敵になればいいぜ、と答えは出たぜ。

 誰もが恐怖し、勝負をすること自体が馬鹿げているほどの存在になればいいぜ。

 そうすればもう誰も殺さなくていいんだぜ。そうなれば心を痛める心配もなくなるぜ。

 だからセロリは少女たちを虐殺するんだぜ。

 しかし、そんな殺戮ショーも9982番目でお終いだぜ……』

 ――――――とある物語の傍観者だった者の言葉。
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