暁 〜小説投稿サイト〜
とある物語の傍観者だった者
22話:セロリ君
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白いほど吹っ飛んでいった。

「あばよ、セロリ君。当分の間、病院で寝ておけよボケ」

「「………」」

 ………。

 いやいやいや、オレじゃないからな、今のキメ台詞。

「な、何が起きたの?? 私の力を超えていたわよ、今の……」

 な、なんであの子が、と困惑する。

 超電磁砲ですら一方通行は傷一つ付かないっていうのにな。

 それがこのミサカ妹の仕業だっていうのがあまりに嘘だ。ありえない。

 だが、これではっきりした。

「もういい加減ミサカ妹の真似をしないでくれるか、反吐が出る」

「あはん、バレてた??」

「……!?」

 土御門がオレを止めたがっていたのも今わかった気がする。

 しかし、全てにおいて遅かった。

 こうなる運命だったんだ。

 ジャンヌ・ジェネロ。

 それが彼女の名前であり、変態魔女と呼ばれる人外であった。

 テスラといい、なんなのお前ら……思い出の中でじっとしといてくれよ、マジで。

「おぇっ、オロゲ……」

 思わずトラウマを思い出して吐いてしまったわい!

 もうやだー……
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