22話:セロリ君
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実験場、一方通行により殺戮ショーは起きていなかった。
逆に、ミサカ妹の手によってフルボッコされ地べたに転がってはゲシゲシ足で踏まれていた。
それは転地がひっくり返ってもありえない光景だった。
オレはコンテナの陰に隠れてその光景を目に焼き付けた。
「ほら、一方通行。顔よりもこっちを踏まれる方がご褒美ですよね、とミサカは貴方に確認を取らなくても踏んでさしあげましょう」
「アァ…ゴ、ゴホウビジャナイデス……」
「………」
ミサカ妹が超ドSで男の大事なところを執拗に攻めていた。
おいおいおい、18禁にするつもりかよ……
まさかの展開だった。
「な、何してんのよ、アンタ……??」
美琴が偶然そこにいた。
否、彼女はこの実験を知ってオレよりも先に来ていたのだ。
しかし、手に入れた情報と目の前にある光景が違っていたんだろう。もの凄く興奮……もとい、困惑していた。
美琴の反応は当然である。顔を逸らしたい気持ち、オレもよーく分かるぞー。
そして、そんな少女が精一杯顔を赤らめて質問を投げかけ、質問されたミサカ妹はこう答えた。
「何って、ナニですが…お姉様もご一緒にこのロリコン粗チ〇ン野郎を懲らしめましょう、とミサカはお姉様に手招きをしてみます」
「どこを伏字にしてるのよ……って、そうじゃなくて、そんな恥ずかしくていやらしいこと私がするわけないでしょ!」
「アァ……ゴホウビ、モッドォォォ…………」
「………」
もう家に帰っていいかな……
アニメとは違い、ミサカ妹が偶然にも奇跡的に一方通行を撃破した。
これにて実験は、最強超能力者はレベル2orレベル3の欠陥電気な少女に負けるロリコンで変態であるからしてレベル6シフト計画は中止であったらいいな。
あとは、もう彼女らだけで対処できるだろうか。
だから、オレの出番はもうないだろう。
「ここが気持ちいいのでしょう、この早〇野郎とミサカはさらに足のグリグリを強くしてさしあげます」
「ちょwwアンタいい加減にしなさいってば!!」
「プギャァァアアアアアアアア」
「………」
カ、カオスだ。
オレはこの場に来たことに後悔した。
「ア、アンタ達、ふざけてるの? なんで今そんなことができるの??」
美琴がキレた。心配だな、おい……
「残念ながらフザケてはいませんし大真面目です…まぁまぁ落ち着けよとミサカはお姉様を宥めてみます」
「いや、落ち着いていられないわよこんな状況で!! 私、アンタがここで実験するっていうから心配して駆けつけたっていうのに本気でナニしてんじゃないわよ!! 本気でキレるわよ!!」
「そ
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