第十四話
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に帝国艦隊後方を塞ごうと同盟艦隊の一部が移動しつつあった。
帝国艦隊は離脱を開始した。敵の戦術にはめられ両側面と後方を囲まれ、総数の差は開きもはや巻き返しは不可能と考えたのである。一方の同盟軍も深追いを避けた。ワーレン艦隊を全滅させる意味もなくまたここ帝国領であり不可能に近いからだ。
ワーレンは自ら同盟本隊を叩くと同時に、編成の間に合わないイゼルローン方面の警備部隊を現地の指揮官に任せイゼルローン回廊を封鎖しようと試みた。しかしそれは失敗に終わっていた。警備部隊を集めた艦隊は1500隻程度、それらがイゼルローン回廊に侵入し、回廊が細くなるイゼルローン要塞跡地に機雷を敷設しようとした時、突如として同盟軍が現れた。回廊外周ぎりぎりから、イゼルローン要塞の残骸の陰から、今まで破壊されてきた何十万の同盟艦にまぎれて、次から次へと出てきた同盟軍を前に機雷の敷設作業中だった帝国軍は混乱におちいった。同盟軍としては機雷の敷設さえ邪魔できればよかったのだが、帝国軍の醜態はそれ以上の戦果を同盟軍にもたらした。
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