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魔法科高校の有能な劣等生
タイム
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メーターに異常は無い
がそこに映されていた驚愕の数字を見て、目が死んだ魚の様な感じになる。

「あ、あれ、何?」

「さ、さー?」

そして静かな沈黙が訪れ二人は黙り込む。
有り得ない、これは夢だと、そう自分で自問自答し頭の中を空っぽに
まさか、俺って寝てるんじゃないか?
お互いに腕を皮膚を抓りここが現実世界かを確認

「い、痛い。」

「嘘だろ、これは夢か?
いや、無月
もう一度試してみたらどうだ。そうすればこれが現実か夢の世界かがはっきりする。」

「わ、分かった。」

歳月も無月の出したタイムが信じられないのだろう。
それを証明するにはやはりもう一度、同じ事をやり事実を確かめる。
実際に無月さえ、このタイムは偽りのタイムと思っている。

もし、こんなに魔法が早く発動する事が出来たら間違いなく無月はここにいない。
二課生としてでなく一課生としてこの高校に入学し
間違いなくこことはレベルの違う授業をする事を許され
今、心の中で渦巻いているモヤモヤが晴れている事だろう。

だが今、現実
ここにいる、それが無月の存在意義とも言える。
それがここで壊れる?
壊れたらどうなるのだろう?
今とは違う別の何かに成る事が出来るだろうか?
ここで終わるのか、

無言の中、無月は腕を伸ばし授業用のCADに触れる。
そして起動式を展開、魔法は発動された。

(何だ、あれ?)
そこには何かが無月に渦巻いていた。
いや、纏っていると言うのが正しいのかもしれない、それはおそらくサイオンの光
魔法を扱う事の出来る者だけが感じ目にする事が出来る光
のはずだ。
歳月の知る限りでは、
だが、無月の体から放出されている余分なサイオンの光は今までに見た事の無い色
黒色だ、何もかも吸い込み無に替えす様な色
それを無月は纏っている、が無月地震
その黒のサイオンに気付いていないのか何事の無い様に起動式を展開し終わり魔法は発動された。

「む、無月?」

これが一条の言っていた黒のサイオン
歳月は一条の見間違いだとばかり、そう思っていた。
だが、それは目の前に現れ無月の体を纏う様にして現れた。
あれは一体?

「タイムは?」

「あ、ああ」

やはり自身が黒いサイオンを出していた事に気付いていない。
そして起動式が何秒で魔法の発動されたのかを確認

「タイムは357ミリ秒
さ、さっきと対してかわってねぇ。」





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