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覇王と修羅王
合宿編
十七話
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光景が凄まじかった。

「まぁーブレイカー同士がぶつかれば派手になるわねぇ〜」

 メガーヌもセインを肯定に呟くが、何処か軽い。
 前回はやて率いる守護騎士一同も参加した時は、これに更なる広域砲撃も加わり凄まじくド派手だった。それに比べれば、単発の激突はまだ大人しいと思えてくる光景だった。ただ、なのは等の仲間内に限り、という大前提だが。

 ともあれ、食らった面々はどうなったのか。メガーヌは状況を映し出す。
 モニタに映る面々は、その殆んどが双方のSLBで撃墜されている。僅かにLIFEを残し行動不可で済んでいる者も居るが、もう回復手は無いので撃墜と大差無い。
 横から覗いていたセインが、その中に映し出されない一人に気付く。

「……ねぇ奥様、修羅っ子は?」
「アレクくんは……あら?」

 一番被害を受けただろうアレクは何処に行ったのか、とモニタで捜索するが見つからない。
 ほぼ零距離でSLBを受けたので、何処かにぶっ飛んでいったのだろうか。非殺傷なので死ぬ事は先ず無いだろうが、この光景を見た後では流石に心配になってくる。

「……死んでないよね」
「非殺傷だから……その心配は無いわよ」

 そうだよな、とセインも笑って流すメガーヌに同意した。
 が、セインはメガーヌの頬に流れる汗を確かに見た……。

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