第二十五話
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「ピカチュウ、”でんじは”やッ!!」
ピカチュウの”でんじは”に当たったロケット団残党員は麻痺して行動が不能になる。
「ったくよぅ。数が多いわほんまに」
「……口を動かすより手を動かしたらどう だ?」
「……まだ根に持ってるんか?」
「……何をだ?」
ナツメはそう言って、迫り来る残党員に飛び膝蹴りをかました。
あれからリニア内にいるロケット団残党員を倒しているけど、操られていて疲れを知らない残党員達にジムリーダー達は少しずつ後退をするしか無理やった。
それに手持ちのポケモン達も疲れ始めた。
「このまま長引いたらこっちが不利や なッ!!」
バキィッ!!
俺は残党員を殴る。
「でもどうしましょうか?」
エリカが聞いてくる。
「………操縦席に行ってリニアを止めるのが先決やな」
「なら私が此処でコイツらを食い止める。バリヤード、”ひかりのかべ”ッ!!」
ナツメがバリヤードを出して、”ひかりのかべ”を展開した。
「恩に着るでナツメッ!!」
「フ、何か奢ってもらおうか」
ナツメはニヤリと笑った。
「どおおりゃあぁぁぁッ!!!」
バキィッ!!
俺は残党員達に突進をして操縦席への道を作る。
「無事かグリーンッ!! タケシッ!!」
「あぁなんとかなッ!!」
「お嬢は無事かッ!!」
「無事ですわッ!!」
お、操縦席があるな。
「とりあえず、リニアを止めるでッ!! グリーンは手伝ってくれッ!!」
「分かったッ!!」
俺とグリーンは操縦席の扉を開けて中に入 る。
「これだ」
パソコンを見つけたグリーンがカタカタとパソコンを操作する。
ピィーッ。
「……これで止まる」
「グ、グリーン。待って下さい」
「どないしたんやエリカ?」
急に声をかけてきたエリカに俺が言う。
「た、確かにリニアは止まりますが、レール が………」
俺が画面を見ると、リニアが今走行している場所は……。
「引き込み線かッ!?」
「グリーン、緊急停車は無理なんか?」
「待て。今やっている………」
グリーンが再びパソコンを動かす。
「……駄目だ。これ以上減速はしない」
「それじゃあ………」
エリカが顔を青ざめる。
……絶対にぶつかるな。
「止める方法は無いんか?」
「パソコンでは限度があるからな」
そうしれっと言うなよグリーン。
「もう……ダメだ。三分……いや、後一分もしないうちにあの行き止まりに突っ込む ぞッ!!」
タケシが叫ぶ。
てかもう行き止ま
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