暁 〜小説投稿サイト〜
落ちこぼれの皮をかぶった諜報員
 第6話 勇人は毒状態になった!
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…どこかに高飛びでもするつもり?」
間宮が代弁してくれた。
「これ?」
夾竹桃がトランクから取り出したものに驚愕した。


(ガトリングガン!? マジかよ!!)


夾竹桃は間宮に標準を合わせる。
「あかりちゃん!!」
佐々木が間宮を庇おうと間宮に前に出る。
「ちっ!!」
体が勝手に動き出した。


「「!?」」
2人の前に颯爽と影が飛び出し、夾竹桃に向かっていく。


「全く、ガトリングガンなんてシャレにならんぞ!!」
勇人は走りながら、ナイフを夾竹桃に投げる。
「!」
しかし、夾竹桃に目掛けて飛んだナイフはガトリングガンに当たった。
(はずしたか、でも気を逸らすことができればOKだ!)



「さっきのお返しだ!」
「!!」


夾竹桃の目の前に勇人が現れた。そして夾竹桃に蹴りを入れたが、ガトリングガンで防御される。当然、ガトリングガンなんてものを思い切り蹴ったら、逆に足を痛める。
「あああああ!!! 滅茶苦茶痛えええええ!!!」


「勇人君!?」
あかりは、足を押さえ悶えている突然の乱入者に驚いた。


「あなた……どうして生きてるの? 毒でとっくに死んでると思ったのに」
「勇人君も毒を!?」
「心配はいらない。目眩がするだけさ。それにしても、見てるだけだったんだけど……ガトリングガンは冗談じゃ済まない……悪いけど、僕も参戦させてもらうよ」


「そう……あなた、“裏”の人間ね……どうしてここにいるの? あなたは間宮と同等、いえ、それ以上に武偵高にいてはいけない人間でしょう? 武偵高どころか、こっちの世界にいるべきではないでしょう……?」
「(どういうこと? “裏”って何? 武偵高にいてはいけないって……?)」
「なんで、どいつもこいつも分かるんだ? まあいい、間宮、ちょっと耳を貸してくれ」
「う、うん? 何?」
「(僕があいつに接近戦を挑んで隙を作るから、そこを狙って鷹捲を入れてくれ)」
「(え!? どうして知ってるの!?)」
「気にするな!! 佐々木、行くぞ!」
「あかりちゃんの耳を……あの下等生物……」

佐々木が何かを言った気がするがそんなことは気にしない。ナイフを構え、夾竹桃に接近する。
ナイフを右から左へ水平に走らせるが、夾竹桃はしゃがみ込み、回避する。そして夾竹桃は左手を突きだしてきた。


「!」

勇人は左手で夾竹桃の左手首に手刀を入れ、夾竹桃の左手を弾き、すぐに横へ跳ぶ。
(左手の爪に毒が仕込んであるんだな、なら左手に注意を払えばいい)

横に跳んだ後、すぐに接近する。

(奴がガトリングガンを使いこなせるとは思えない……。予想が正しければ、どこから仕入れたかは分からないが無反動だろう。距離を取ってしま
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ