第二十五話
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「な、七乃さん?」
七乃が色んな意味で恐かった……。てか公認?
―――玉座―――
「皆の者。急に集まってもらって申し訳ないのじゃ」
俺達は急に美羽に呼ばれた。
「実は黄巾軍鎮圧の褒美に洛陽に呼ばれる事になったのじゃ」
ふぅん。
「そこで妾の護衛なのじゃが、七乃、長門、零、焔耶、クロエ、ロッタで構わないかの?」
「別に構いません」
「儂もじゃ」
美羽に呼ばれた者が頷く。
「では明日出発する。準備をしていてたも」
そこで軍儀は終了した。
―――七乃SIDE―――
「のぅ七乃。長門に抱かれたのは本当かや?」
「お、お嬢様ッ!?」
軍儀が終了した後、お嬢様に開口一番にそう言われた。
「既に城中で噂になっておるのじゃ」
「うぅ………」
私は恥ずかしさから手で顔を覆う。
……絶対に零さんが言いまくってますね。
「……しかしのぅ。まさか七乃に取られるとはのぅ」
………え?
「ま、まさか……お嬢様も長門さんを?」
「そうじゃ。あの時、妾が長門から助けられた時から長門は愛する人じゃと妾は思っておるのじゃ」
お嬢様がエッヘンと威張る。
「お嬢様もあの時からですか……」
「何じゃ? 七乃もかや?」
「は、はい。実はあの時……からです……」
……多分、私の顔は真っ赤になっているでしょうね。
「本当に真っ赤じゃよ」
「お嬢様、心の中を読まないで下さい」
「フフフ。七乃には幸せになってほしいのじゃ」
「……………」
「うん? どうかしたかの七乃?」
何も言わない私にお嬢様が不審に思っている。
「……あのですねお嬢様。多分、皆が幸せになると思いますよ」
「……どういう事なのじゃ?」
「さぁて何でしょうね♪」
私は苦笑する。
長門さんには驚きっぱなしですよ本当に……。
―――七乃SIDE終了、長門SIDE―――
「ブェックシュンッ!!」
「長門。風邪なのか?」
「いや……多分誰かが俺の噂をしているんだろう」
焔耶にそう言う。
多分、七乃辺りだろうな。
「まぁ噂があるのは当たり前だろうな」
焔耶がクックックと笑いながら言う。
「五月蝿いぞ焔耶。喧しい焔耶にはこれで充分だッ!!」
俺は焔耶の後ろに回って、焔耶の巨乳を揉みまくる。
「やぁッ!? ……はぁんッ!! ば…馬鹿野郎……」
焔耶が顔を真っ赤にして悶えている。
「焔耶がいらん事を言うからだ。分かったか?」
「……な…長門……お…覚えて……
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