アリシゼーション編
序章?彼の世界で待つ者
白亜の塔にある者達
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ですね。不慮の事故はあり得ます。私の考えが浅はかでした」
「いえ……」
ファナティオは兜の留め金を外すとゆっくりとそれを取り外した。その下から出て来たのは凛とした美しさを持つ女性。
激しい運動の後にも関わらず、息こそ荒いものの汗をかいている様子が無いのは流石副騎士団長と言った所だろうか。
「ファナティオ殿、他の騎士達は良いのですか?」
「本日の修練は終えました。今は自主に任せているのですが……普段が拘束しっばまなしなので好きにしているでしょう」
「そうですか。……ところでファナティオ殿、これからの予定は?」
「いえ、特には」
「それでは好都合です。……実はまた料理を教わりたいのですが……よろしいでしょうか?」
「分かりました。着替え次第、お部屋に向かいます」
ファナティオは一礼するとそそくさと控え室に下がっていく。
一方、ファナティオに勝利を収めた片手直剣の女性騎士は剣を鞘に戻すとそれを撫でながら反対の控え室に向かって歩き出した。
「お疲れ様、《小千本》。次も頑張ろう」
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