危機と白い影 後編
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だのはぐれと違うのか?
後、なんだかこの技パワーアップしてないか?若干違う術のような気がするが……まぁ敵が一気に減ったし気にしないでおこう。
でも、少し派手にやりすぎたかな?キュルケ達が驚いて、手が止まってるし。
今度は少し威力を落として。
「貪欲な暗塊ここに下り、邪を打ち砕かん、ネガティブゲイト!」
今度はほぼ黒に近い紫色の球が出現し、敵を次々に飲み込んでいく。
……どうやら俺の魔法は強くなってるらしい。なぜかはわからないが。
かなり敵を倒したと思ったが、どこからともなく出てくる。いったいどこから……
む、よく見ると雪女が召喚しているようだ。
?雪女は普通召喚は出来ないはずだが……それに一人でこれだけの数を召喚し続けるとは、異常だな。どうなっているんだ?
それに、召喚したやつらなんとなくだが奇妙な感じがする。黒くなって消えるし。
なんにしてもこれは、雪女を倒さない限り召喚は止まりそうにない。
やつを倒すしかないのだが……
俺は敵を倒しながらタバサ達のほうに向き。
「皆、今から敵の親玉を倒しに行くが、少しの間耐えられるだろうか?」
するとキュルケはこちらを少し向いて。
「大丈夫よ。耐えるくらいやって見せるわ」
それに続いてギーシュも。
「任せてくれたまえ。僕がレディ達をお守りしよう」
そして、タバサはコクリと頷き。
「何も気にしなくていい。他の敵は引き受ける」
「わかった。では手早く済ませてこよう」
俺は雪女の方に向いて道を切り開くための呪文を詠唱する。
「熱く滾りし炎、聖なる獣となり不道を喰らい尽くせ、フレイムドラゴン」
俺の前に赤く燃える球体が出現し、その中から炎の竜が飛び出し、一直線に敵を焼き尽くしていく。
そして雪女の所まで炎の竜が来ると雪女は手を横に振った。すると、巨大な氷の塊が雪女の前に出現し、炎の竜は氷にぶつかった。そのせいで出た、水蒸気で周りは一瞬で白くなった。
すぐに風の魔法で吹き飛ばし、雪女に向かって剣を抜きながら走る。
そして雪女に向かって剣を振り下ろしたが、氷で強化されたクナイで防がれたうえに氷を飛ばして攻撃してきた。
やはり普通の雪女ではなさそうだな。
さて、どうするか……早めに倒したいんだが、なかなか強そうだ。
時間があるならこのまま戦ってもいいが、今回は抜剣かモノシフトを使うか……強力な召喚獣は周りを巻き込むからな……魔法もそうか、だったらモノシフトかな。
よし、決まりだ。
そう決めた俺は雪女の攻撃を防ぎながら。
「悪いが、お前に時間をかけてる暇はない。本気でやらせてもらう!」
そして魔石の力を発動させると、前回と同じく赤い光に包まれ変身する。
変身が終わった瞬
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