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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本も(ry インターミッション
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されているのだ。それは負担を伴わず、自覚が無いがゆえにそれを異常と感じることが出来ない。
―――実を言うと、「これこそが俺のチートの本懐」なのだ。所謂「原作キャラの強化」を本人の意図しない所からも行える。俺と定期的に会える人間であることが、強化権限解除の条件。「強化できる人間の人数に制限はない」し、「ステータスの能力ももちろん強化できる」。
簡単に言えば、俺がどこかの基地所属になって働いた場合、その基地に所属しているメンバー(人間・非人間に関わらず)全員のパイロットポイント(能力強化に必要なポイント)を掌握し、自在にコントロールできるということ。要は―――「俺は限定的ながらチートを作れる」。
考えてもみてほしい。いくらへっぽこな能力の人間でも、この力とポイントさえあれば「絶対に大成する」としたら。才能のない人間を、一握りしかいない「才ある者」と同じ位の実力に仕立て上げられるとしたら。もう、人さえいれば後は魔力ランクも何も必要はなくなるのだ。だって能力も魔力も「後で必要なところまで上げればいい」のだから。
例えば射撃の才能が無い奴はポイントで射撃を上げるなりガンファイトを覚えさせるなりすればいい。例えば格闘戦に特化しながら伸び悩んでいる奴は、格闘やインファイト、底力を上げてやればいい。弱点をなくすも長所を伸ばすも自由自在。生まれついての能力を持っている人は凄く少ないので実質育て放題。
パイロットポイントは模擬戦や訓練での仮想敵を倒しても溜まる撃墜数依存なので、訓練時代でエースクラスを育成することも可能だ。ティーダはわしが育てた、という事である。アイツ未だに自分の魔力ランクがじわじわ上昇していることには気付いてないみたいだし。
無論このパイロット能力には俺のそれに比べて制限が多くあるのだが、それでも一般人を鍛えてプロの格闘家にするくらいの真似が出来る能力だ。管理局内で行えばもれなくパワーインフレ間違いなし、なのだ。ただ、ポイントを本人とミスマッチな内容にセッティングしては単なるポイントの無駄。だから慎重を期さなければいけない。
「幾らチート能力があるからって、全員守っちゃいられないからね」
例えばもしも敵陣の中で孤立すれば。質量兵器の直撃を受けたら。星の裏側で死にそうなほど強い敵が立ちはだかったら。深追いしすぎて反撃を喰らったら―――俺にはもう助けようがない。死んでしまえばそれまでなのだから。そこまで正義の味方ごっこして魂をすり減らすような生き方は死んでも御免だったから。
俺は正義の味方じゃないんだから、助けないぞ。ドラマのヒロインが助かればハッピーエンドなんて思っちゃいないけど、俺は他人の求める正義の味方をする気はない。俺が味方するのはいつだって自分の欲望だけだ。
「だから自分の身は自分で守ってくれよ・・・?俺の指示
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