暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
お前らに本も(ry インターミッション
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00人の魔導師が囲う要人もまた殺せる。勿論裏の仕事や証拠隠滅も完璧にこなし、「ドクター」さえその尻尾を掴んだことはない史上最悪の暗殺集団だ。

目的は言わずもがな、評議会にとって都合の悪い存在の除去、暗殺。今まで管理局の膿でしかない評議会が権威を保ち続けていたのはこの零番隊のおかげであり、彼女たちが自由になるにはどうしても邪魔な存在だった。・・・が、つい昨日掴んだ情報によると零番隊の存在を看破した挙句捕縛を試みた大馬鹿者が管理局内部に現れたとかで大忙しらしい。

逆を言えば零番隊が動いているという事態を悟らせるほどの緊急自体とも言い換えられるわけで、おそらく評議会は今、他の事には構っていられない筈だ。ぶっちゃけ逃げるなら今がチャンスである。態々ミッド圏に留まらず、地球とかに逃げれば戦闘機人云々抜きでも普通に暮らせないでもない。

「差別だって、人以外の存在は結構ミッドチルダに流れ込んでるし、今更私達が珍しい訳でもないでしょ?」
「漂流者から移民までイロイロいるのは確かだけどぉ・・・」

ここ十数年は特に次元漂流者や管理外世界からのスカウトが増えて、所謂「ホモ・サピエンス」でない存在というのは相当増えている。中には身体が100%機械で出来ている者も存在し、ディエチの言うとおりサイボーグのような存在は珍しくも無くなりつつある。
あくまで非人道的な手段で生み出されたことが問題な訳であって、彼女たちを受け入れる社会的地盤は存在するのだ。

「それに悪いことって言ったって・・・最近やってることって言えば資材や資金の横流しとか横領ばかりで、まともに人を襲ったのってぶっちゃけ襲撃事件の時以来だよね?」
「うむむむむむ・・・それを言われると弱るわねぇ・・・」

言われれば言われるほど、自分たちはそんなに悪い事をしてないのではという思いに駆られるクアットロ。だが、ここで彼女たちが何を言い争おうが結局のところ指針を決めるのはドクターである。

「でも肝心のドクターが最近部屋に籠りがちなのよねぇ・・・何作ってるんだかねぇ〜」
「ヴァイス・グランセニック・・・次は必ず勝つ!」
「目的すり替えるんじゃないわよぉ!!」

最近すっかりこんな会話が板についてきたなぁ、と思うクアットロ。何かが違う、と心の底で警鐘が鳴るのだが、何が違うのか分からないまま今に至るので無意味な警告だった。

なお、後に彼女たちはこの時にドクターが何をしているのかを見極められなかったことを深く後悔することになるのだが、その話とそれに至る経緯が語られるかは不明である。



 = = =



「牛のダシと甘辛さで汁が美味い、肉うどんこそ最強だぜ!なぁ、兄貴!」
「いいや、揚げがふわっと甘いきつねうどんこそ至高・・・ですよね、スカラさん」
「いやいや
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