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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
二章 吸血人狼〜Are you a werewolf.
22 妹様〜Kyu to shi te do ka - n.
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せ。何して遊ぶ?」
実年齢は俺より上だが、さっきからのやり取りからしてフランの精神年齢はまだ幼いと見える。遊びって言えば鬼ごっこや隠れんぼかな?
「うーんとね、チャンバラごっこ!」
女の子にしてはアクティビティな遊びを選ぶなぁ。
「いいよ」
「わーい!それじゃ…えい!」
「…え?…わ!」
「明希!」
フランは何処からか燃え盛る剣を手に取り、それを振りかぶって斬りつけてきた。それに驚いたパチュリーは思わず俺の名前を叫んだ。
俺はかろうじで躱して距離をとった。だが、フランは一気に距離を詰めて俺を逃がさない。
燃え盛る剣が俺の肌の近くを通る度にその炎の熱さにひやひやする。
と、とりあえず俺も武器を出して応戦しないと…!
「暗闇から斬りつけるが如く…!暗剣殺!」
カキン!ギチギチギチ…
俺は魔法で真っ黒な剣を作り出し、フランの炎剣を受け止め、そのままつばぜり合いに持ち込んだ。
「凄いね明希!レーヴァテインを受け止めるなんて!」
「いやいやいや!死んじゃうって!フラン危ないって!」
「まだ危なくないわ。頑張りなさい」
観戦しているレミリアがまだ危なくないと言う。これ以上危険なことがあるのかよ!?
つばぜり合いが崩れ、再びフランが斬りつける。俺はフランを傷つけるつもりはないのでレーヴァテインを暗剣殺で受け止めるだけだ。
フランは剣術の心得とか実戦経験がないのか剣の扱い方が適当で、受けたり避けることは簡単だ。でも、力がとても強く、一撃がとても重い。俺は防戦一方で後ろへ後ろへどんどん下がっていく。
「あはは!楽しいなぁ!」
「こんなことで楽しくなっちゃ駄目…でしょ!」
俺は暗剣殺でレーヴァテインを弾き返す。レーヴァテインを持っているフランの腕が大きく逸れ、フランの手から炎剣が離れ、くるくると宙に舞った。
「さあ、もう遊びは終わりにしよう」
「え〜!?やだよ!もっと遊びたい〜!!」
「じゃあ俺と遊ぼうか?お嬢ちゃん」
後ろを振り向くといつの間にか人狼が立っていた。
あー、紅魔館の住人は今、全員この地下にいるから誰も侵入を阻止する人がいなくて紅魔館には入り放題になっているのか。
「噂の紅魔館に入ったはいいが誰もいなくてね…匂いをたどってここに来たんだがまさか吸血鬼が殺しあっているなんてな」
あ、やっぱりそう見える?事情を知らない人からみればやっぱ俺とフランが殺しあっているようにしか見えないよね…。それとここまでどうやって来たのか説明ありがとう。
「うー!邪魔しないで!私は今明希と遊んでるの!!」
どうやらフランは人狼をおきに召さなかったようだ。
残念。折角、遊び相手を変わってもらえると思ったのに。
するとフランは右手を前
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