原作開始前
ニヤニヤし隊、出動
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。今、こう出来たのも前世の記憶があったからだしね」
むうう、と唸る姉さん達。全く……アンタら高校生でしょうが。
「まあ、唸っててもしょうがないや! ちーちゃーん!」
「なんだ?」
「動きのデータがとりたいからさ、手伝って!」
「正直、今まで手伝えるものがなくて若干申し訳無い気分でいたからな。いくらでも手伝ってやるさ」
「さっすがちーちゃん! じゃあ、こっちに来て」
「分かった」
束姉さんが千冬姉さんを連れて行った。ここは俺の出番は無いな。……そういえば、一夏が束姉さんは一人でISを造り出した天才だ。って原作では言ってたな。思わぬ所で原作ブレイクしてしまった。いや、でも千冬姉さんは確実に関わってるはずだしなぁ。どうなんだろう? そこんところ。
そんなことを考えつつ時間は過ぎていった。
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時は過ぎて、今は学校で掃除の真っ最中。勿論、学校に通っている訳で只今こんな状況だ。正直つまらんな。だって、俺死んだとき17だよ? 高校2年だよ? 小1の勉強なんて余裕過ぎるわ。
「なあ、彼方」
「うん? どうした一夏」
掃除をしてると、同じ班である一夏が話しかけてきた。
「千冬姉の弟になったって聞いたんだけどさ、なんでそんなことになったんだ?」
「あー、まあいろいろあってな」
それはもういろいろと。一夏に話せないことがほとんどだけどな。そう思いながら視線を逸らすと、黒髪の女の子を3人の男子が取り囲むように立っていた。一夏もそれに気付いたようで険しい表情をしている。
黒髪の女の子は箒だな、どう見ても。
「おい、男女。今日は木刀持ってきてねぇのかよー」
「……竹刀だ」
「わっかんねーし、そんなこと!」
「お前みたいなのには武器がお似合いだよなー」
あれか、これは箒フラグ発生イベントか。てことは俺のこの先の楽しみのためにも出過ぎた真似は出来ないな。まあ、俺が何かやらなくても、
「彼方」
「分かってるよ。まあ、ほどほどにな」
「大丈夫だって」
そういう一夏。さてこっちも暗躍しますかね。
「おい、お前ら掃除の邪魔だ。てか、クラス違うだろさっさと帰れ」
「なんだよ、織斑。お前、男女の味方すんのかよ!」
「そういえば、お前ら仲良いよな」
「きっと夫婦なんだぜこいつら!」
思った以上に腹立つなこれ。一夏じゃなくても止めにいくな。聞くに耐えん。
「しかもこいつ、この間リボンなんかしてたんだぜ? 男女のくせにs「っ!」……ぶっ!」
一人の言葉に一夏が手を出した。キレイな右ストレートだ。世界を狙えるな。……じゃなくて。
「あ? お前なに言ってんだ。超似合ってただろうが。白いリボンが黒髪に映え
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