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闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
ニヤニヤし隊、出動
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ーくん。宇宙(・・)は好き?」
「? うん、まあ、人の手が届かないあの場所に一度でいいから行ってみたいてのはあるよね」
「そっか! じゃあ、かーくんにその夢を実現できるものを見せてあげるよ!」


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 そして、つれてこられたのは束姉さんの研究所(ラボ)。人影が見える。どうやら、先客がいるらしい。よく見てみると、千冬姉さんだった。千冬姉さんも束姉さんにつれてこられたらしい。そして、さっきまで千冬姉さんで隠れて見えなかったけど、後ろには白い騎士が佇んでいた。どこか機械的なフォルムをした騎士だ。もしかして……、

「束姉さん、これは?」
「束さんが開発した宇宙空間での活動が可能なマルチフォームパワードスーツ、『インフィニット・ストラトス』通称IS!」
「インフィニット・ストラトス《無限の成層圏》か……」

 やはり……。これはこの世界の始まりとも言えるイベントな訳だ。……まさか立ち会うとはね。そして、これが全てのISの始まり、『白騎士』か。

「なあ、束。本当にこれで宇宙に行けるのか?」
「あー、ちーちゃん疑ってるね? 私に不可能はないんだよ!」
「姉さん、姉さん。あの人は一応天災だった」
「そういえばそうだったな」
「あれ? 何故だろう褒められてる気がしない」

 改めて白騎士を見る。形はアニメで見ていたから覚えている。……何だろう。何かが足りない気がする。

「ねぇ、束姉さん。これは完成してる?」
「まだなんだよね。ちょっとしっくり来なくて」
「ちょっと見せて貰っていい?」
「いいけど……、分かるの?」
「前世の記憶があるってのは悪いことばかりじゃなくてさ。どうやら、俺ロボットとかにも乗ってたみたいでさ。整備もしてたんだ」

 いや、あのときは燃えたな。ロボットってさ男のロマンだよな。……整備から自分でするとは思わんかったけど。

「……そっか。無理はしないでね?」
「大丈夫だよ、ありがとう束姉さん」

 あの日以来、この二人の義姉は俺が前世に関する話をするのを嫌っている。あの時泣きながら血が滲むほど手を握りしめていたのが結構辛いものがあったらしい。

「お前が悲しそうな表情をすると、私達も辛くなってくるからな」
「分かってるよ、千冬姉さん」

 宥めつつ、束姉さんにデータを見せて貰う。ああ、なるほど。こうなってるのか。てことは、ここがちょっと違うな。あ、ここはこうだな。

         〜ちょっと待ってね♪ by束〜

「ふうー……。こんなもんでどうよ? 束姉さん」
「本当に思うんだけどさ、かーくんってやっぱり天才だと思うんだ。私は」
「私も束と同意見だ」
「だから、俺は良くても秀才。天才っていうのは姉さん達のこと
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