1部分:第一章
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たわ」
「名前と顔はわかったのじゃな」
「ええ、また言うけれど忘れる筈がないわ」
「左様か。ではその相手をじゃ」
「殺せっていうのね」
「そうしてはどうじゃ」
老婆はアリサのその荒んだ目を見てだ。彼女に言うのだった。
「捕まらなければよいのじゃからな」
「捕まらなければね。罪には問われないわね」
「うむ、その手助けはする」
「匿ってくれるの」
「わし等ロマニの社会はな。少し違ってな」
老婆の言葉は笑っていた。そのうえで話すのだった。
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