第二十八話
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
屋へと入っていった……。
そして夜となり、情報を交換し合った結果、清水寺→銀閣寺→金閣寺→平等院→二条城に行くという形に落ち着き、それぞれ就寝した。
ちなみに俺は寝れない。
なぜか教えてやろう、いつ桐生が夜這いに来るかが怖いのである。
今回寝てしまったら俺は本当に貞操が……と思っていたら何かが入り込んでくる感覚があった。
「?」
俺は怪訝に思い、布団から抜ける。
そして出口を見てみると……そこには変な光が漏れていた。
「?何だ……?」
俺は不思議に思い、部屋を出て光の出ている場所を見つける。
そこには……女性を連れ去ろうとしている男の姿があった。
先ほどから不思議に思っていた光はどうやら女性の体から出ていたようだ。
「おい、そこで何をしているっ」
「っ!?ち、見つかったか!」
男はそう言うと少女を無理やり担いでどこかに走り去ろうとしている。
「させない!」
俺はハンマーを具現化して、自分の重力を少なくして高速で男の元に向かい、男の前に立ちふさがる。
「何で逃げるんだ?それとその女性は何だ?」
「ちいっ!三英雄の兵藤一誠か!こんな所で計画を潰す訳にはいかないんだ!」
男はそう言うと魔力弾を俺に放ってくる。
「遅いぜ!」
俺はハンマーを思いっきり振りかぶり
「どっせい!」
魔力弾にぶち当て、魔力弾を逆に男にぶち当ててやった。
「ぐはぁっ!?」
そしてその爆発によって飛ばされた女性をキャッチする。
「ふぅ……大丈夫か?」
「あ、は、はい……あ、貴方は!?」
「ん?あんた、俺を知ってるのか?」
どうやら女性は俺の事を知っているようだ。
「くそがっ!そいつを返せ!」
「人を物扱いしてんじゃねぇぞ!」
俺は女性をゆっくりと降ろすとハンマーを振りかぶり
「どっせい!」
「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」
思いっきりぶっ飛ばしてやった。どこまで飛んだかな……。
「あ、あの……イッセーですよね?」
「ん?確かに俺は兵藤一誠だけど……あんたは?」
「ああ、忘れているのですね……私は八坂。かつて世界終末の日の際に参加した妖怪の代表です。覚えていませんか?」
「あ……」
思い出した、確かに世界終末の日の際にそんな人いた気がする。
「思い出しました……でも、何で連れ去られようとしていたんですか?」
「あいつらは私を使ってある災厄を蘇らせようとしているのです」
「災厄?」
俺は恐る恐るその災厄とやらの事を聞いてみる。
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ