氷神 吉井明久
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真夏なのに大雨が降っているのにエリオはそのなのを気にせず傘を座して散歩をしていた
エリオ「こんなんじゃあ…花が散ってしまうなぁ…」
エリオはそう眺めているとベンチに横たわっている一人の少年を見つける
エリオ「大丈夫ですか!!酷い傷だ…すぐに手当てを…」
エリオは少年を担ぎ自身の家に急ぐ…やっと家に着きずぶ濡れのエリオを見た颯介は二つのタオルをエリオ達に渡す
エリオ「颯介さん!!すぐに手当てを!!」
颯介「全てを癒す、至高の光よ!白きを紡ぎ、安 寧を示せ! 光あれかし、再生を紡ぐ白き摂理!」
颯介は少年に向けて自身の最高級の回復魔法を施す、少年の熱は下がるが傷は古傷の様になっている
少年「…此処は…」
少年は目を覚ましエリオは颯介を呼び…颯介は少年の前にあらわれ…そして颯介は少年の名を聞く
明久「……僕は吉井 明久です、助けてくれてありがとうございます…」
颯介「…空の様な蒼色の瞳、透き通る茶色の髪の毛…そして手甲にある蒼の宝石。ベルカの悪魔 氷神 アクエリオンの子孫か…」
明久は黙り頷く…アクエリオンは氷の力を司る力を使い敵には敵味方容赦なく虐殺することから悪魔の氷神と恐れられていた
颯介「…お前はあのアクエリオンの子孫だ…なぜそんな傷を受けている…」
明久「…確かに…僕は氷神と謳われたアクエリオンの子孫です、だけど…僕は自分の家族に手を出す事は出来ない!!」
颯介は明久の言葉を聞いた後、颯介は絶句した…アクエリオンの肉体はベルカ一の硬度を誇っている筈だ。あんなになるまで傷をたかが一般人に与えられる傷じゃない
颯介「なんでそんな傷を負っている…」
その言葉を聞いた明久の表情には―――無だった…その表情は氷のような表情だった、その表情に颯介は覚えがある自身の盟友――アクエリオンのようだった
明久「…僕は昔から普通子供とは違ったんです、赤ん坊の頃から理性があり…あの悪魔 アクエリオンの子孫だったから。親から暴力を振るわれ…今ではこんな様ですよ…」
颯介の憤怒の表情だった…一人の人間として明久の親に殺意を帯びている
颯介「…なんでそんな屑に、なんで今まで…」
明久「…僕には親友とも言える友達が居ますから、この手を血に染めたくなかったんです」
明久の表情には絶対に友に被害を負わせたくなかったのだ…明久は颯介に告げる
明久「…僕に被害が加わるのはいい、だけど皆に被害が加わるのは絶対に嫌なんです!!」
明久は颯介の肩を掴みながら必死に焦っている
颯介「お前がそんな屑の所に居ると何時か絶対にお前の友達に被害が加わる…だからお前は俺の所に来い!!」
明久「だ、だけど…」
明久は颯介の誘いに躊躇する…だけど次の言葉を
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