7話
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ギアスを与え、反逆を望む少年には思いどうりにならない世界を思いどうりにしたいという願望が絶対遵守のギアスを与えたことから、マリアンヌ以外人の心を渡るギアスなど考えられないからですが、このマリアンヌが問題になります。
マリアンヌの存在が他者に知られていなければ問題にならず、消す選択を取ることができたでしょうが、すでに、シャルル・ジ・ブリタニアに知られているだろうということが、問題になります。
彼はこの国の皇帝なのですから。
そうなると、マリアンヌを消したことに確実に気が付かれてしまうことでしょう。
そうなるとはわかりませんが高確率で、彼女はこの国にいることができなくでしょう。
彼はきっと彼女の消えた理由を探すでしょうから。彼の愛する人にしてどうしまのですから。
どうすれば、良いのでしょうか。
そうこう考えているうちに、アーニャが顔をあげます。
その目は、赤く発光しており、彼女から何かが変わったと私のサイコドライバーが訴えるのを感じました。
「あなたを愛してるの。」
そんな言葉が彼女の口から出ましたが、私が感じたのは言いようのない不快感でした。
だからでしょう。自然にその言葉がでした。
「あなたは、誰でしょう。」
この場で一番言ってはいけない言葉だとは、理性ではわかっています。
この場では、取り繕うべきだということは、ですが、どうしても我慢できなかったのでしょう、いいえ、我慢する気などさらさらなかったのでしょう。
そういうと、目を数回瞬きしてこう答えました。
「あら、気が付かれちゃったの。然り真似したつもりだったのになー。」
あー目の前の女は私をよっぽど怒らせたいのでしょうか。
「ええ、全く違いますよ。」
「自信あったのになー。」
内にある力がうねり狂うのを感じます。
今はまだなんとか制御ないですが、いつ暴走してもおかしくないことを理解します。
どうやら、私という人間は自分のことより周りの人間のことになると我慢できなくなるタイプのようですね。
「それで、本当にあなたは誰ですか。」
「そうね。しかたないか、私はマリアンヌ。マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア。この国の王妃よ。まあ後で、シャルルに記憶をかきかえてもらうから。」
「ほう、物騒な話ですね。(私には効きませんがね。)ですが、アーニャに記憶障害があるのはあなたという亡霊が憑りついたからですか。」
「まあ、そのとうりよ。でも、亡霊はひどいと思うわ。それと、私が表層にでてると彼女は眠っているから。それにしても、あなたすごく落ち着いているわね。信じられないくらい。」
「そうですか、すいませんね。これでもいっぱい、いっぱいですよ。もう1つききたいのですが。」
「そうねいいわよ。」
次の質問で決めます。行使するか、しないかを。
「
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