7話
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仕事の関係ですか。」
「違う二人共妹につっき切り。」
「どうしてですか。」
「私より妹のほうがかわいいから。」
「そんなことないでしょう。アーニャも十分可愛いですよ。」
「そんなことない。みんな妹のほうが可愛いていってる。」
(それにしても、妹ですか。原作でもアーニャの両親のことなど語られることがなかったので、よく知らないのですが、妹もいたのでしょうか。それとも、転生者でしょうか。)
そんな会話をしているとメリーゴーランドが止まります。
「終わったみたいなので、別の乗り物に乗りましょうか。」
「うん。次はあれ。」
そう言って、ジェットコースターの方を指にさしました。
「今日は、この前のお詫びなので好きなだけ、アーニャに付き合いますよ。夕方まで好きなだけ乗りましょう。アーニャが満足するまで。」
「ありがとう。」
「では、行きましょうか。」
「うん。」
そうして、ジェットコースターに向かって歩き出しました。
夕方になり、待ち合わせにしていた公園まで戻ってきたのですが、急にアーニャが俯き話しかけてきました。
「戒といると嬉しい。戒といるときだけ、記憶がなくなることがなくなることがない。」
(でしょうね。ある程度に抑えてマリアンヌに気がつかれないように気をつけていますが、念動力でおさえていますからね。)
「この気持ちの意味は、わからないでも記憶のない。私にとって大切なもの。とぎれとぎれの記憶だから。」
それにしても、彼女がこれほど記憶がないことを気にしていたとは、確かに作中ではジェレニアに敗北したとき記憶のないことに絶望していましたが、私自身が記憶の断絶などを起こしたことが、無いためにどうしても軽く感じてしまうのでしょう。
(もっとも、彼女の問題を解決する方法がないわけではないのですがね。それをするためには、2つの大きな問題があるために手のだしようがないのですが。)
問題の一つ目は、私自身の問題。
私の中のサイコドライバーが訴えかけます。
アーニャの中にいるマリアンヌを消し去ることはできると、しかし、同時に訴えかけてくるのです。
現在の私の力では、サイコドライバーの力を暴走させる必要があると。
すなわち、命を掛ける必要があるということでしょう。
これは、心情的な問題なので必要に迫られたら選択することはできるでしょう。
久しぶりに対等に話ができた人なので命を懸けるくらいは構いません。
しかし、二つ目の問題はどうしても踏み越えるのをためらわせます。
この女の中には2つの魂があるのをサイコドライバーとしての力が訴えかけてくるのですが、原作と合わせて考えるとマリアンヌの可能性が高いでしょうというよりもギアスはその人の願望に応じて変化します。
愛を求めた少女には愛される
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