第一章・その名は邪王真眼 小鳥遊六花(高校一年間)
第五話
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のあった場所。そこで二人が見たものとは・・・
「何日も観察したから分かったけど、あなたのその純粋さ・・・まさに本物のサーニャだわ!!!」
「は、離すデース!と言うか、お前は誰なのデース!!!」
昼休みに教室に乱入してきた女子中学生、凸守早苗が変な女(美少女)に抱きしめられ、頬ずりされていた。
「メイ。あれって、昼休みの・・・」
「そうだな。だが、悪質転生者の被害に逢っておるのなら、助けねばならん。行くぞ!!!」
その光景に少しばかり戸惑う二人であったが、直ぐに気を取り直して介入した。
「そこまでだ!!!」
「あら?あなた達、誰かしら?邪魔をしないで欲しいのだけれど。」
飛び出して来たメイと六花を見てそう言う悪質転生者。だが、直ぐに六花の存在に気付いた。
「あら?六花ちゃんも居るじゃない。なら、あなたもこっちに来て。一緒に百合百合しましょ?」
「断る!!」
悪質転生者の誘いを即答で断る六花。すると、悪質転生者は目を細めた。
「そう。なら、力強くで私の物にするわ!!!」
そして、凸守を一旦黒い触手のような物で拘束する。
「うわっ!?これは何デス!?ヌメヌメして気持ち悪いデース!!!」
触手の感触に身をよじる凸守。そんな彼女を他所に悪質転生者は六花の前に立った。
「出来るのならばやってみるといい。」
すると、六花は眼帯に手をかけながら呪文を詠唱する。
「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!バニッシュメント・ディス・ワールド!!!」
そして、眼帯を取り払った。すると、彼女達の周囲が六花の心象風景により塗り潰された。そう、これこそが神器『邪王真眼』の能力、使用者の心象風景を映し出す『固有結界』を展開するものなのだ。
「驚いたわ。本当にバニッシュメント・ディス・ワールドが使えるなんて。」
「それだけでは無い。」
感心する悪質転生者に対し、六花は黒い堕天使の翼を広げた。
「これは・・・!?まさか、本当に漆黒の堕天使だなんて・・・最高ね!何が何でも私のモノにして見せるわ!!!」
六花の真の姿を見た悪質転生者は歓喜し、触手を六花に向けて放った。
「六花!私を使え!!!」
すると、メイが本来の姿であるサイレンサー、アンクルストックそしてスコープが装着されたワルサーP38へと姿を変え、六花の手に収まった。六花はその狙いを触手に定めて引き金を引く。すると、銃口から放たれたビームが触手を貫き、無料化させた。
「やるわね。なら、これならばどう!!!」
すると、悪質転生者は大量の触手を召喚し、六花に突撃させた。だが、六花は翼で飛び上がる事でそれを回避する。触手はさらに追いかけて来るが、六花はそれを回避し続けた。
「く
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ