第28局
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た。やはり、名人ともなると何かと忙しいようだ。
プロ棋士二人に話題に上げられ、思わずヒカルも頭を下げた。
「…ええーと、ごめんなさい…」
「…ま、いずれプロに来ると言っているんだ。塔矢名人じゃないが、そこまであわてることもないさ。プロにならないと碁を打てないわけでもないしな」
「緒方さんってば、自分が進藤君と打つ機会があるからってホンと気楽な…。プロを倒すアマチュアか。進藤君、ほんとに君saiじゃないの?」
「…またそれですか、芦原さん。違いますよ。オレはsaiじゃないです」
「でもなー、プロに匹敵するアマチュアがそんなにごろごろしてるかなあ」
佐為が話題に上がり、芦原以外の面々は、そっと視線を交し合った。
話題をそらしたのは緒方だった。
「ま、そんなことはいい。それよりも次の検討を始めたらどうだ?若獅子戦、芦原も見事に倉田に負けたんだろう?」
「ええ、そうですよ!俺も奈瀬さんと同じく2回戦負けですよ!わざわざ強調しないでくださいよ!」
−この者とも対局してみたいのですけどねぇ。
−さっきも話をしたろ。あまり一度に話を広げすぎたら、何が起こるかわからないからな。しばらくは我慢してくれ。この人なんか口軽そうだしさぁ…。
−仕方がありませんね。いずれ対局できることを楽しみにしていましょう。
そう、今回の勉強会の前、塔矢先生に今後のことについて相談をしていたのだ。芦原が来る前に。
「では、進藤君、君がプロ試験を受けるのは2年後だというんだね」
「はい。それまでは、オレにとってプロになるよりも大切なことがあるんです」
今回の勉強会の前の話だ。塔矢名人、緒方、アキラ、あかり、奈瀬がその場にはいた。
最初はヒカルは自分だけで名人たちと話しをしようと思っていたのだが、そのことをかぎつけたあかりと奈瀬に押し切られていた。
「佐為のことを全部じゃなくても話すんでしょう?だったら私たちも一緒に聞いておいたほうがいいと思うの。ヒカルが塔矢先生たちと何をどこまで話したのか知っておかないと、何かの拍子にばれちゃうと困るでしょう」
「そうそう。とっても大事な話なんだから、ちゃーんと私たちも聞いておかないと。ね、あかりちゃん。ヒカル君、私たちも一緒に行くよ」
「その、大切なこととは何か尋ねてもいいかな?」
「はい。オレの師匠と1局でも多く打ちたいんです。プロになってしまうと、対局はもちろん、何かと仕事がはいって忙しくなると聞いています。今のオレにとって、その時間がもったいないんです」
「進藤の師匠か。いったい誰なんだ?」
緒方の問いに、ヒカルは直接は答えなかった。
「先生たちはネット碁を打ちますか?」
「ネッ
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