第3章
月光校庭のエクスカリバー
第59話 どうしたイケメン!
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が予想外な事にボールは野球の変化球のフォークのように下にそれた。
「ッ!?」
結果、ボールはイッセーの股間にめり込んでしまった。
イッセーは股間を押さえながら蹲る。
「よしッ!野獣討ち取ったり…グハッ!?」
俺はイッセーにボールを当てた事にガッツポーズしている所にボールを当て、試合は終了した。
「……イッセー、大丈夫か?」
「……な、なんとか…」
痛そうにしてはいるが、なんとか立ち上がった。
前の会長のボールを受けて少し打たれ強くなったようだ。
……まあ、あの時と今とじゃ威力が違うだろうからな。
その後、俺達は順調に勝ち進み、決勝で生徒会に勝利して見事に優勝した。
……白熱した部長と会長が魔力を使って(……勘弁してください…)またあのスポーツとは言えない試合になってしまったが。
ちなみに木場は全試合中、心ここに非ずの状態だった。
「今日こそ契約取らねえと。木場どころかアーシアにまで抜かれてるし」
球技大会の翌日、俺は今日もチャリで依頼主の所に向かっていた。
「……にしても木場の奴、一体どうしちまったんだ?」
ここ最近、木場の奴が心ここに非ずの感じボォーッとしている事が多かった。
昨日の球技大会にしたって、全く試合に集中していなかった。
……おかげでえらいダメージを受けてしまった。
木場の様子がおかしくなったのは、ちょうど俺の家でアルバムを見てからだった。
「……あの時の木場、少しおかしかったな」
俺はあの時の木場を思い出す。
「……こんな思いもかけないところで目にするなんて…」
「何の話だ?」
「……これは聖剣だよ」
「聖剣?」
「……いや、なんでもないんだ。ありがとうイッセー君」
それからだ、あいつの様子がおかしくなったのは。
(……なんだったんだあれ?)
と、なんて考えてる内に依頼主がいるホテルに到着後した。
今は契約を取る事に集中だ!
ピンポーン。
「……また…チャイム鳴らして現れる悪魔なんてあるか!…とか言われるんだろうなぁ…」
ガチャ。
「ちわーっす。悪魔を召喚した方ですよね?ああ、おかしいと思ってますか?思ってますよね!本当はお配りしたチラシの魔方陣からドローンッて現れるんスけど、ちょっと諸事情で…」
「まあ、入ってくれよ」
「え?」
「君、悪魔なんだろう?」
「うわ、すげぇな…」
中に入れてもらった俺はソファーに座るが、あまりにもフカフカなソファーに驚いてしまった。
とても高そうであった。
部屋を見回すが、どの家具もソファー同様で高そうな物ばかりであった。
「……外国人みたいだけど、何やってる人なんだ?…」
ガチャ。
依頼主の人がお酒を持って入室してきた。
前髪が金髪の黒髪で顎に髭を生やしたワルそうな風貌なイケメン、所謂ワル系イケメンな人
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