暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0619話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の騎士団が海氷船でエリア11を脱出した後でいいのだな?』
「ああ。蓬莱島については既に話がついているんだろう?」
『そうだな。私経由で大宦官の方に連絡が行っており、既に許可も出ている』
「なら問題は無い。折角世間の注目が黒の騎士団に集まっているんだ。その注目を利用させて貰うとしよう」

 当初は黒の騎士団が蓬莱島に到着した時に建国宣言をする予定もあったのだが……それが最終的に行政特区日本の式典に乗じる事になったのは、偏に世界中の注目が式典に注がれているという理由からだった。
 後はコーネリアがナナリーを相手にした複雑な思いというのもあるだろうが。何しろナナリーはユーフェミアにギアスを掛けたルルーシュの妹だ。コーネリア本人としても可愛がっていた記憶があるだけに、どうしても複雑な気持ちがあるのだろう。
 しかもナナリーを総督に任命したシャルルに関してはギアスを研究している大本だし。
 っと、そうだった。それよりもギアス響団について聞いておかないとな。

「それよりも、以前から何度か話していたギアス響団に関してだが……」
『ああ、この中華連邦に拠点を構えているとかいう』
「そうだ。だが、どこにあるのかまでは大雑把な位置しか分からない。だから取りあえずその大雑把な位置に関してはこっちの新国家に取り込むという事にした訳だが、どうやってその詳細な位置を見つけ出せばいいと思う?」
『色々と考えてはいるんだが……難しいな』

 俺の言葉に、短く呟く星刻。

『中華連邦内にある以上は、絶対役人なりなんなりが関わっているのは明らかだ。これは間違い無い。だが、だからといってその対象を特定するのは短時間ではまず不可能といってもいいだろう。……そうなると、ギアス響団とやらと関係ある者を探すのではなく、直接その場所を特定する方が難しくない』
「直接……か」

 原作でのルルーシュにしても、ギアス響団の所在地を見つけるのは大宦官達を排除した後に物資の流通、電力の供給、通信記録といった膨大なデータから情報を収集していき、最終的にはジェレミアを仲間に引き込んでその場所の特定に成功している。それを指摘すると、星刻は通信機の向こう側で溜息を吐く音が聞こえてきた。

『そうだろうな。電力の供給、通信記録はデータ上の操作で幾らでも誤魔化しが効く。だが、物資の流通に関しては直接運ばなければ行けない以上は絶対に関係している者がいる筈だ。……まさか毎回ギアスを使って記憶を消したりしている訳じゃない限りはな。それに他の2つに関しても、平行して洗い出していけば矛盾を見つける事は出来るだろう。データを弄って誤魔化したとしても、絶対にどこかおかしなところは出て来る筈だしな』
「その辺に関しては中華連邦に対して慣れている星刻に任せる。……あぁ、それと今更だが新たな国の名
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ