暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第356話】
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
篠ノ之が……。


「ふん。 紅椿が村雲に負けるものか」

「残念だけど、村雲は紅椿にも負けないよ? てか、世代差で勝敗はそうそう決まらないしね」

「……言ってくれるな。 では私と模擬戦で勝負しろ、圧倒的な実力の違いを教えてやろう。 何ならハンデをつけても良いぞ? 幾ら有坂から機体を譲ってもらったとはいえ、乗りなれてないから負けたと言い訳されては敵わないからな」


 何処からそんな自身が来るのか……ご飯を食べながら篠ノ之を見やると余裕の風格すら漂わせていた。

 多分、乗りなれてないと思ってるからだろう――と。


「模擬戦なら良いよ? 後、ハンデもいらない。 てか逆に私がハンデとして武器を天狼――それも、峰打ちで相手するよ。 これならバリア無効化攻撃使えないしね?」


 軽くウインクする美春の言葉に、カチンと頭に来たのか目尻をつり上げて睨み付けるように――。


「良いだろう。 なら明日の夕方四時に第三アリーナでハンデ無しで相手してやる。 ……果たし合いだ、逃げるなよ」

「逃げないよ? じゃあ明日の四時にね? ヒルト、見に来て――って、ラウラと模擬戦だったね? 後で事後報告に行くね♪」

「あ、あぁ……」


 若干曖昧な返事をした俺だが、美春は嬉しそうに目を細めて笑顔で頷いた。

 ……どうなることやら、暗雲が立ち込めてる気がするな、これが。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ