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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第356話】
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約関連って」
そう思い、頭の中に過るアラスカ条約という単語――だが、正直条約にしてはお粗末過ぎる気がするが……軍事利用禁止辺りが特にどの国も守ってないし。
微苦笑を漏らすと、それを気にせずラウラは――。
「ヒルト、明日は久しぶりに私と模擬戦を行おうではないか。 まだその打鉄を受け取ってから一度も実践してないのだろう?」
「そうだな。 基本的に今までやってたのが調整メインだったし……相手してくれるか?」
「無論だ。 では明日の放課後、一六:○○より第二アリーナにて模擬戦を行う」
「……えと、四時だな。 了解したよ。 お手柔らかにな?」
「ふふん、嫁と謂えど流石にそれは出来ない相談だな」
そんなやり取りをしつつ、食事を摂ると鈴音が――。
「……何か仲良いわね……。 ……むぅ」
僅かに陰りを見せる眼差しに気付き、鈴音を見ると慌てて視線を逸らした、そしてその視線の先には美冬達が居たので――。
「そ、そういやあんた達はどうすんの? 高機動パッケージ用意すんの?」
「村雲に関しては、一応フライヤーユニットの装着かな? 無くても大丈夫だけどエネルギー配分的に見るとやっぱり装着した方が安定するもん」
鈴音の問いに答えたのは美冬だ。
フライヤーユニット――確かこの間見た奴だな、あの時は強化外骨格【クサナギ】を見に行って、後はコアの無いISがその場にあっただけだが。
「私の天照は多分ラファール・リヴァイヴ用パッケージの用意かな? ほら、【ブランシュ・エール】あるじゃない? 専用パッケージに関しては今テスト最中だから多分間に合わないかもだし。 まあブランシュ・エール使えなきゃ、美冬ちゃんと同じく背部にフライヤーユニットを接続するって感じ」
未来が言う専用パッケージというのは、先日言っていた展開装甲をコピーしたというパッケージなのだろうか?
機能の一極化で、各機能に特化したっていう……。
外から見ただけで殆ど再現が出来たとするなら、母さん的に見れば展開装甲も難しくない技術といえるのか――。
――あまり深く考えても仕方ないが、母さんが時たま本当に何者なのかと考えてしまう。
「村雲・弐式は弄らないかも? 弄らなくても紅椿には負けない加速力だし。 敢えて追加するなら美冬や未来と同じフライヤーユニットだよ?」
美春も同じ様にそういうと、フォークでパスタを食べ始める。
――何気に美春も結構食べる、何でも人間が作った食べ物全部が信じられないぐらいの美味しさだとか。
俺達は普段から食べなれてるから感動は少ないが、美春にとっては全てが感動なのだろう。
――と、ここで紅椿の名前を出されて
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