暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Dなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nur eine Hoffnung〜
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を敢行するだけ。
A.C.S――Accelerate Charge Systemの名前の通り、このエクセリオンバスターのバリエーションは高速突撃して、ヘッド部分の魔力刃ストライクフレームで相手のバリアを突破、ほぼ零距離での砲撃を当てるというものだ。
――いいかい、なのは君。この魔法は零距離で炸裂するため、当然だがなのは君自身もダメージを受けることになる。もちろん、直撃後の威力余波処理などは備えてあるが、何せ君の魔力は膨大だ。それでは足りないかもしれない。これからもバージョンアップを施していくつもりだ。だからそれまでは・・・十分考えた上での発動を――
スカリエッティさん――ドクターの忠告が脳裏を過ぎる。ごめんなさい、でも今どうしても必要な一手なんです。それにちゃんと考えました。使うなら今だ、って。だから使っちゃいます。すぐにアリサちゃんとアウグスタさんの元に到着。とここでアリサちゃんが『悪いわね。あとは任せるわ』そんな念話を送って来たから『どんと任せて!』そう応じた。
「バーストアップ!」
それと同時に“フレイムアイズ”の魔力刃が半実体化を解いて純粋な炎になった。そして大爆発。炎が周囲に広がる。私はその炎の中を突っ切って、あれだけの爆発を受けてもなお全くの無傷だったアウグスタさんと対峙。
「おのれ・・また・・・!」
でも今までの余裕そうな表情とは違って怒りが出て来てるかも。これはもしかすると、ルシル君が提示した解決方法に近づいてる? とにかく私は突撃を続行。そして気付いた。炎で隠れて見えなかったけどアウグスタさん、クロノ君のバインドで両手足拘束されてた。
「それでも私の防御は貫けないわ!!」
バインドが砕かれる。ストライクフレームがアウグスタさんの胸元に当たるまであと1mくらいってところでガキィンと何かに拒まれた。見えない防御フィールド。これさえ突破できればきっとダメージを与えることが出来るはずなんだ。
「いっっっけぇぇぇーーーーーッッ!」
「っく・・・!」
アウグスタさんの背が触れている杭の壁が音を立ててひび割れて、大きく崩れ去った。アウグスタさんを抑え込むものが無くなって、私たちは杭の壁の中から改めて街中に戻った。でも、景色はがらりと変わってた。所々から燃え上がる炎の柱、そびえ立つ龍のような岩、禍々しい色の植物が海鳴の街を壊していた。
(これもアウグスタさんの仕業・・・!?)
私とアウグスタさんはそんな街中から海上にまで飛んで来た。海にも在る龍のような岩の柱。私たちがこうしている間にも新しい岩の柱が海面から突き出し続けてる。
「御覧なさい。これが闇の書の力よ。素晴らしいでしょ?」
「闇の書の力は本来、こんな酷いものじゃなかったって聴きました! 元は健全な資料本だった
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