暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Dなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nur eine Hoffnung〜
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を回避しながらそこに辿り着くだけ。急いで飛行を再開して、フェイトちゃんが開けてくれた脱出口に向かう。その間にも次々と地面に着弾していく槍が爆発を起こして、「ぅく・・・!」爆炎と爆風に煽られちゃう。

≪もう少しです、マスター!≫

「う、うん・・・!」

「もう少しよ、なのは!」「頑張って、なのはちゃん!」

「なのは!」

フェイトちゃん達が私を呼んでくれている。50mなんてすぐだと思ったけど、アウグスタさんの攻撃が苛烈すぎて上手く飛べない。それでもなんとかあと数mと来たところで「なのは!!」「なのはちゃん!」フェイトちゃん達が顔を青褪めさせた。

≪マスター、頭上です!≫

――ギガントハンマー――

“レイジングハート”からの警告に私は直感的に90度直角に曲がった。その直後、私が通りそうだった地点にアウグスタさんが降下して来て、手にしていたヴィータちゃんの“グラーフアイゼン”(ヘッド部分が大きくなってる)で地面を大きく穿った。瓦礫を防御するためとは言え、ここで飛行を止めたことを私はすぐに後悔した。

「なの――っ!」

――ソニックムーブ――

どんっと強く押し出される感覚。フェイトちゃんだった。そんなフェイトちゃんに向かって落ちて来ていたのは1本の槍。私は何もすることが出来ずに、「うわぁぁぁぁぁ!!」至近に着弾して発生した爆発によって吹き飛ばされたフェイトちゃんを見た。

「「「フェイト!」」」「フェイトちゃん!」

「フェイト・・ちゃん・・・」

力なく道路に横たわるフェイトちゃんの元に駆け寄るアリサちゃん達。私もフラフラと近寄る。アルフさんがフェイトちゃんを抱き起して何度も「フェイト!」名前を呼ぶ中、すずかちゃんが「スノーホワイト!」治癒の魔法を発動。

「まずは1人、ね。子供のくせに・・・随分と手古摺らされてしまったわ」

――グラウンドマリオネット――

そんな時にアウグスタさんがこっちに歩いて向かって来た。それと同時に道路が隆起して、なんて言うんだっけ・・・ゴーレムのようなものが4体と出来た。

「なのは、ボサッとしてんじゃないわよ! 治療が終わるまであたし達で、すずかとフェイトを守るのよ!」

アリサちゃんに怒鳴られた私は“レイジングハート”を脇に挟んで両手で頬をパチンと叩いて、「うんっ!」改めて構え直す。

「なのはとアリサはアウグスタを、僕とアルフでゴーレムを叩く! すずか、君はフェイトの治療に専念してくれ!」

「あ、うんっ」

クロノ君の指示に従って私とアリサちゃんはアウグスタさんを、クロノ君とアルフさんはゴーレムと戦う事に。

≪≪Load cartridge≫≫

アリサちゃんの“フレイムアイズ”と同時にカートリッジをロード。先手は
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