暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Dなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nur eine Hoffnung〜
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からか目を見開いたアウグスタと相対。そして魔力刃を瞬間的に強化しての一撃「ハーケンスラッシュ!」を振るう。
それを「ヴィータのデバイス・・・!」真っ黒に染まった“グラーフアイゼン”を右手に具現させて、受け止めた。とアウグスタがまたナハトヴァールを向けて来た。さっきの杭を警戒したけど・・・

――ナイトメア――

放たれてきたのは砲撃だった。けど大丈夫、避けられる。ソニックフォームの恩恵は、高速移動魔法のソニックムーブを、発動プロセスを踏むことなく常に発動できることだ。瞬時にアウグスタの背後に回り込んで、もう一度ハーケンスラッシュを振るう。

「小賢しい・・・!」

≪Panzer Schild≫

展開されたベルカ魔法陣のシールドが私の一撃を防いできた。そして振り向きざまに「テートリヒ・シュラーク」“グラーフアイゼン”を振るってきたからすぐに離脱。空振って大きく懐を開けたアウグスタに向かって「ハーケンセイバー!」魔力刃を飛ばした。
慌てることなくナハトヴァールで受け止めたのを視認して、さらに私はソニックムーブでもう一度背後に回り込んで再展開した魔力刃による一閃、「ハーケンスラッシュ!」を振るう。

≪Code Kemuel≫

アウグスタの背後を護るように現れたのは小さく円い盾の集合盾。ルシルの対魔法防御魔法だ。それだけじゃない。「しま・・・っ!」私の両腕と両足に深紫色のリングバインドが掛けられて、さらに剣の翼4枚が私の上下左右に配置された。今の状態で多弾砲撃の直撃は撃墜確実。慌ててバインドブレイクを割り込ませようとするけど、それよりも早く・・・

「コード・・・ミカ――」

――ディザスタークロス――

――エクセリオンバスター――

アウグスタの号令が下る前にアリサの炎とすずかの冷気の砲撃が十字状に放たれ来て、頭上からなのはの砲撃が降って来た。3つの砲撃はアウグスタに直撃して大爆発を起こした。それと同時に私を拘束していたバインドが砕けて、そして翼も消滅して自由になれた。

「プラズマ・・・スマッシャァァァァーーーーッッ!」

私も追撃の砲撃を発射。着弾を知らせるかのように放電爆発が起きた。

†††Sideフェイト⇒なのは†††

これでもかってくらいにみんなで砲撃を撃ち込んだんだけど、「いくらでも撃ちなさい。無駄だと思い知るまで、何度でも」アウグスタさんは無傷なまま姿を現した。蒼い翼は全部壊したけど、アウグスタさん本人の問題は何も片付いてない。

『本当に堅いわね、アウグスタ』

近くのビルの屋上に立つアリサちゃんからのそんな念話に『でも諦めるわけにはいかないよ』私がそう返す。すずかちゃんも『うん。はやてちゃん達を助けるためにも』、フェイトちゃんも『まだまだやれる・・・!』折れてな
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